満足度★★
欠落
あくまで好みの問題だが、始まって15分で観ているのがしんどくなった。熱のたまらない空ろな舞台。寒々とした空気。何かが欠落したようなキャラクター達。バランスの悪いセット。言わんとすることがわからないでもないが、こういう偏りの強い舞台は観ていて疲れる。ストーリー的にも欠落した部分が多く、作者の作品に酔ってしまった感が感じられる。
満足度★★★★
石を避けてみる
思い出を近い未来に見ているような倒錯感。映画の世界で思い出にケリを付けている、そんな映画を探し求めているかのようでもある。あんなに気にしていたこと・・・嘘や偏見や裏切りやらが遺した傷痕は、時を経て意外なほどにあっさりと癒されていたと知る、そしていま僕はここにいて・・・この先へと流れ始める、そんなイメージが喚起された。