満足度★
鑑賞日2016/04/10 (日)
価格2,000円
死者には天上に行くか希望する相手(生者!)と共に冥界をさまようかの選択権がある…という設定の物語。
主人公の死の真相をめぐるミステリー風味なども悪くないが、終盤で主人公が愛する兄と冥界をさまようために策略を巡らすのに至ってはもはやホラー。
いや、ホラーなのは良いのだが、共に冥界をさまよわせる生者が、自分を死に追いやった相手なら…あるいは少し譲って死に物狂いで愛した相手ならまだワカるが、よりによって肉親とはどういう神経か?
ここでそれまで積み上がってきたものがガラガラ音をたてて崩れるような、あるいは真面目な顔で語っていた相手がふざけた顔をして「な~んちゃって」と言ったような気がして一気に白けてしまった。詰めを誤ると作品は台無しになるんですねぇ。
某人気演劇集団を思わせる作風は好みだったのに残念至極。
満足度★★★
演出、演技に魅力がほしい
物語の構成は面白い。タイトル「銀河鉄道の夜をモチーフに、この春、風凛華斬が送る心温まるファンタジー 『車窓(まど)外は星の海』 命の最後に訪れる選択…あなたならどちらを選びますか?」 からファンタジーをイメージしたが、その内容は真逆かも...。上演時間2時間弱で面白い物語であるが、その内容を体現する役者の演技に魅力が...。そういう意味では勿体無い。
素舞台であるから演技力がなければ、その物語は動かない。人の思い遣り、愛憎が交錯するという人間ドラマは、その心理描写・情景描写がしっかり描ければ面白いものだったと思う。個人的には好きな展開であるが...。
満足度★★★
面白かったけど・・
心温まるファンタジーと言えばそうかもしれませんが、少し違うかな?という感が残りました。妹の死に対する兄の想いや、妹の対する周りの想いが薄いような・・皆、自分の事ばかり?という感じでした。途中からサスペンス要素も入ってきて面白さはありましたが、何となく消化不良でした。役者さん達の演技力は差があったように感じ、主役の方には、もう少し熱演してほしかったです。と、色々消化不良な点はありましたが、面白かったです。
満足度★★★★
意外性が・・・
ファンタジーな題名からは想像もしなかった後半愛憎劇ドロドロ?! にどんな結末になるんだろうと思ってしまったが安堵しました。 案内人の水無月のお衣装可愛かったです。主のハスキーな声いいですね。