満足度★★★★★
無題1766(16-056)
13:00の回(晴、暖)。
12:25会場着、受付、2Fへ。板壁に囲まれたスペース(サイトにイメージ映像あり)、入って左奥がメインの場所、椅子・ベンチシート3列、壁に書籍が配置され近くで見ることができます。
窓がなく、隔絶された空間(知佐が生きていた時代と今と...)という印象で、きっと展示されたものや語られるものによって姿かたちを変えてゆくのだろう、と思いながら開演を待ちます。
12:45、スタッフの方によるギャラリーの説明(紹介)。13:05開演~13:58、休憩、14:10~14:45終演。
宇江佐真理さん(1949-2015)の短篇「余寒の雪(2000)」。
Wikiにはペンネーム「宇江佐真理」は「ウエザ・リポート」というタイトルでエッセイを書くため、という記載がありました。※そこからバンド「Weather Report」までは行かないんでしょうね。
江戸、剣、北町奉行(八重洲北口に碑があるそうで)、同心...そして女剣士。
前半/後半と巧く切り替えているように感じました。
原作中の老若男女、喜怒哀楽が「声」に乗って自由に動いています。
その、揺れる人情、心の動きが静かに降る雪のように客席に降り積もり、その同じ雪が遠くの富士にも積もっているのかもしれません。