TRIP OF LOVE 公演情報 TRIP OF LOVE」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-1件 / 1件中
  • 満足度★★★★

    本物のブロードウェィミュージカル!!!
    もっと早くに、この作品に出会えれば良かった。
    きっとGWとか利用して何度も劇場へ通ったでしょう。
    これは本物のブロードウェィミュージカル!
    米国のカンパニーが、
    来日公演して上演される「ヘアスプレー」とか「ムービンアウト」など、
    いづれも地方公演キャスト、2nd3rdキャストで、音楽もテープだったりして、
    いわゆる「なんちゃってブロードウェィミュージカル」なのに対し、
    迫力がケタ違い、ここはNYか、と思うほど、レベルの高い作品であった。

    大げさな宣伝に騙されるものか!と
    「メジャーリーガーが演じているとイメージしてください」
    「製作費が2000万ドルかかった大作です」という
    触れ込みを、あえて無視して、
    「せっかく大阪にきたから、ちょっと見てみるか」程度で、
    足を運んだら、強烈なインパクトで
    腰抜かしました。
    1200席のシアターBRAVAに、200人位しか観客がいないのも、
    とてもびっくりしましたが、
    (「リハーサル見学会」かと思いました。
    これ2000万ドルの製作費って、この2ヶ月の劇場代とかが
    入っているんでしょうね)
    ブロードウェイでも数々の作品で指揮を振ったという、
    指揮者も含めオーケストラも全て外人、
    (当然ですが、生オケですよ)
    そして出演者が、本当にダイナミックかつ優雅で骨太な、
    パワフルなステージを繰り広げてくれた。
    声量の違いは体格の違いでしょうか?
    男性も女性も、みなダイナマイトボディで、貫禄と余裕を見せ付けます。
    ここから生まれる迫力も作品のスケールの大きさへ
    つながるのでしょう。
    日本人キャストも、ダンスのレベル、見た目(顔とか体つき)も、
    モデルのような逞しさがありトップクラスと言えるんじゃないでしょうか。
    彼らに比べると、四季の役者なんて、みなモヤシっ子、青瓢箪に見えます。

    内容は、言葉がわからなくても楽しめる華やかなショーな感じ。
    60年代の曲を使っているようで、2-3曲は知っている曲は
    ありましたが、リアルな世代ではないので、先入観なしに
    感じ取れました。
    話は、一応ありますが、歌っているだけで台詞のやりとりもないんで、
    あんまり気にしなくていい程度です。
    字幕の電光掲示板もないし。
    宝塚のレビューや、パリのキャバレーのショー(ムーランルージュなど)
    に近い。
    プロデューサーは「ブルーマン」を立ち上げた人とか。
    言葉がわからなくても楽しめるって、大事ですね。

    心からの拍手をして、ショーの幕が下りてロビーに出たら、
    なんと出演者のお見送り!付き。
    ビックリ、驚き。
    一番、貫禄のある歌姫の(失礼ながら)オバチャンに
    「本当に楽しかったです、ブロードウエィにも見に行きたい」と
    握手をしながら伝えたら、
    (おせじじゃなくて本気で思いました)
    ダイナミックな笑顔で「サンキュー、ソーマッチ」と
    言いながらハグをした上、なんとホッペにキスを
    してくれました!!
    もう、この上ない思い出!こんなの初めて。
    こういうの大事ですよねぇ。
    鳥居かほりさんも、「楽しんでいただいて、本当に私も嬉しいです」と
    両手で握手。
    黒人の女性の人は、「イエーイ」ってハイタッチしてくれました。
    そういえば、ブルーマンもお見送り、ありましたね。
    いづれも写真も撮り放題。
    まぁ、観客が極端に少ないから、こんなにゆっくり、
    ほのぼのしたお見送りができたんでしょう。

    ウィーンミュージカルコンサートでも平日公演はサイン会、
    握手会をやっているようだし、
    ファンサービスは、とっても大事。

    つまらない芝居を打った上に見送りもしない小劇団は、見習って、
    こういう姿勢から、まず見直して欲しい。

    全く、観客がいないのに、
    (当日券で行ったのに、最前列センターでした。)
    いやに指笛や、「ブラボー」て声が、
    曲が終わるたびにしてました。
    あれ、サクラの練習かな。

    これだけ客が入っていない作品でありながら、
    「リピーター」販売がない。
    僕は「S席4000円割引券」というチケットを手に入れて
    8000円で1番前で見れましたが、
    「もう一度見たい!」って気分になる、素晴らしい作品。
    終演後に半額とまではいかなくても
    割引で翌日の公演とか販売すれば、勢いで買っちゃうのに。
    「ウィーンミュージカルコンサート」でも、
    リピーター割引販売していたし、
    (なんと、次の公演の松平健「トラキュラ」なんて
    S席2枚で1万円なんて大判振るまいな売り方をしていた)
    限りあるミュージカルを楽しむ客層のために、
    そんなサービス、すればいいのに。
    ブロードウエィじゃ、前売り大幅ディスカウントや、
    当日ハーフプライスは当たり前、
    そういうのも取り入れて欲しかったなぁ。
    正規チケット代の価値はある作品だけど。

    ネタバレBOX

    とにかく男優陣は、脱ぎまくりです。
    裸というか、筋肉とか肉体美が衣装のひとつなんでしょうね。
    アートでポップな美術を背景に、
    裸の男性ダンサー達が男同士で絡んでいると、
    ゲイのショーかなぁって思いました。
    褌姿で、鬼太鼓座よろしく、太鼓のパフォーマンスもあるし。
    女性のお色気シーンも、アートの場面で少しあるけど、
    露出は女性よりも男性が格段に多い。
    イケメンを脱がすのって日本だけじゃなくって世界的に流行なのかな。
    こういうサービスショットが受けるのかなぁ。

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