満足度★★★★★
笑った!
こういうバックステージもの、以前2本くらい観た記憶がある。このタイプの作品としての“お決まり”、役者がいない・セットが壊れた・ストーリーがどんどん変わっていく・そして役者の暴走・更に登場しないはずの人間が舞台に出る、なのに結局、話はなんとか繋がり、幕を迎える。それが満載ではあったが、その暴走振りがかなりのもので、思わず声を出して笑ってしまった!個性的な登場人物のバランスも良し!意外な歌声もいい清涼剤になっていた。これまでこちらの劇団の作品3作観せて頂いた。どれもまったく違うタイプの舞台。次回はいったいどんなものを観せてくれるのか?期待度が上った。
満足度★★★★★
今年一番笑った
セットの裏側を見せる美術も面白い、タイトル通りのバックステージ物語。
無茶と無理をゴリ押ししながら2週間で舞台を作り上げる、
物語性の強いシチュエーションコメディは大いに笑えた。
全体的には今年の1・2を争うコメディだった。
役者陣も魅力あふれるメンバーが揃った。個人的には、
言いだしっぺのサル、巻き込まれた演出、存在感ありすぎの大道具、
そして貫録たっぷりの大女優に、演技に目覚めた素人女子。
このあたりがかなりツボった。
良くできたお話だったが、前半の稽古シーンのテンポがいま一つ悪く、
身内笑いしかもれず不安に駆られたが、後半舞台本番からはエンジン全開。
リズムも勢いも劇場全体が笑いの渦に飲み込まれるように転がった。
女子のキャラが確立して判り易かったが、
男性陣はちょっと人数的にも多かった感。もうちょっと絞ってもよかったかな。
しかし内容は秀逸なコメディで、
セット美術の使い方も良く、大いに笑わせて頂きました。