ミセスフィクションズのまんがまつり 公演情報 ミセスフィクションズのまんがまつり」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-16件 / 16件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/02/21 (日)

    期待しすぎた部分があったかも。ちょっと作品毎にバラツキがあって、基本、岡野康弘か今村圭佑が出てないとパンチに欠けた印象。『恋の草鞋編み』『ナオミ女王様に仕えた日々』は、面白かった。工藤さやのボンテージのクオリティが異様に高いと思ったら本意気だったのには相当笑った。

  • 満足度★★★★

    おもしろかった~!
    ミセス史上初!まんがを原案として、中嶋康太(Mrs.fictions)が潤色・演出して上演、という企画。

    「まんが原作の演劇」と言われると、歌って踊るテニスのミュージカルや、見えない自転車のペダルを踏みまくって駆け抜ける舞台が思い浮かびますが、今回選ばれた作品群は、そういったイケメン俳優たちのパフォーマンスを楽しむものでは、無論ありません。
    まんがにすら描かれていない『空気』や『空白』を味わうものたちだったように感じます。

    ネタバレBOX

    「おわりの会」で今村さんが、今回選んだまんがたちは、すべて第一希望だったと話されていました。中嶋さんが選んだ、愛するまんがたちを、丁寧に丁寧にお芝居として作り上げたのでしょう。
    原作は読んだことがないので、どんな違いがあるかは分からないのですが、空気や時間の流れといった、まんがでは見ることが出来ないもので豊かに物語を包んだのかな、という感触がありました。

    じっくりと、こころに一番しみこむような、ちょうどいい質量を持った時間。このペース配分が、ミセスの雰囲気を出していて、物語はいつもと違うのに、それでもミセスの作品なんだと感じ取れて不思議な心地でした。
  • 満足度★★★★

    まず
    見たことのある原作があったらよかったな!?と、思いました。企画としては面白く、絵コンテがある分作りやすいのかな?とも思ったりしたのですが、実際のところはどうなんでしょうね!?一作くらい書き下ろししてもらったりなど、いろんな可能性もあるのではないでしょうか!?続編、期待します!!

  • 満足度★★★★

    面白さのかたち
    漫画を今回芝居に・・。

    5本の短編が、個人的には内容の濃度順に配置されていたように感じた。
    勿論、衣装や小道具、大道具などの転換などの都合もあるかもしれないが、観ながら、徐々にページをめくっていきながら、ハマっていった感じ。

    個人的には「橋」、「恋の草鞋編み」の空気感が好きだった。
    「リンゴの国のお姫様・森田早紀(源氏名姫)」は、マユミ(髙畑 游さん)が
    かなり、好きな役だった。カムヰヤッセンの工藤さんの女王さまも
    かなり、素敵だった。

    そして、「恋の草鞋編み」での先生役岡野康弘さん。よかった・・。

    漫画の二次元と、演劇の三次元。
    何が難しいのか?
    何が違うのか?

    間のタイミングというか、きっと、コマの移動のタイミングがきっと、観客が思うスピードと芝居のスピードが合致すると気持ちよいモノになるのではないかと感じた。
    あとは、耳に入る「オト」これも、大きい。

    今回、物販コーナーでミセスフィクションズさんの以前は無かった(確か公演時の特典DVDだったのも)新しいDVDがあって、購入出来たのが嬉しかった。

  • 満足度★★★

    原作は未読でしたが
    とても面白かったです。
    ほぼ原作どおりの作りなら、テイストがもっと違っていてもいいはずなのに
    ちゃんと中嶋作品になっているところがスゴイ。
    事前振込み特典のDVDが待ち遠しいです。

    ネタバレBOX

    客入れの音楽は「まんが」とか「コミック」とかに関する楽曲。
    個人的にカステラの「貧乏マンガ」が流れてきてテンション上がりました!

    『いまなく』
    無駄に部活に熱い感じが微笑ましい。
    昔を思い出してキュンとしました。
    部活に対するテンションの高低差はどこにもあるよねぇ。
    わたしはやる気ないって怒られてたクチでしたが。
    制服の下にジャージとか懐かしい。
    主演の女子高生ふたりが可愛かった♪

    『橋』
    好き!短いけどインパクトがあった。
    意味が無いようで妙に達観した深い会話。
    女子高生なのに!

    『リンゴの国のお姫様』
    とにかく全体のバランスが素晴らしかった。
    最後のリンゴは誰が齧ってるの?
    岩井七世さんが可愛らしい。
    どこかで拝見したなと思ってたら「さよならサイキックオーケストラ」でした。

    『恋の草鞋編み』
    これも好き!女子高生あるあるみたいな感じなのに
    どうして草鞋!!
    岡野さんの先生役がミステリアスで良いです。
    女子高生はやられちゃいますね(笑)

    『ナオミ女王様に仕えた日々』
    この発想はスゴイ!
    SMの女王様を盲導犬に重ねるなんて!!
    言葉や見た目のインパクトも大きいけど
    一瞬良い話みたいに感じちゃうところがスゴイと思った。

    おわりの会でのトーク内容メモ
    ・楕円の会話
    ・歯を黒く塗る役と言わずにオファー
    ・オーダーメイドのボンデージのお値段18000円也
    ・安東さんが膝をやっちゃった話

    どうしてこの作品たちだったのか、
    どこが面白くてどういう風に見せたかったのかを知りたいです。
  • 満足度★★★

    派手さはないけど味のあるチョイス
    起承転結があるのは女王様に仕えた日々だけ
    その他は長い日常の一場面を切り取った作品がなtらびます。
    青春が終わる寂しさもあり、ニヤリとするほのぼの系あり。
    気になってマンガかってしまった。
    フィクションズの空気がぴったりで、こんな作品も好きです。
    やっとTB完了です。

  • 満足度★★★★

    こんな公演も、ホッと出来ていい...
    漫画原作ってことで、わかりやすい感じ。直感的につかめる。思ったとおりというか、漫画を台本にしても稽古できる感じだったようです。女王様が、本格的で怖かった。amazonで原作を、タイトルだけで探そうとしたら、かなり大変でした。Yahoo!とかで探すと、fictions のサイトが出てきたりして。パンフレットを参考にようよう5作品探し当てました。これから、楽しめるのが嬉しい。

  • 満足度★★★★

    丁寧なのにヌケ感アリ、たしかに漫画っぽかったです。
    原作をひとつも読まずに観劇。
    「原作知らないと【漫画の舞台化】感をあじわえないかな?」
    と思っていましたが、
    開演前の仕掛けにより
    未読でもその感触を味わえるようになっていて良かったです。

    5作品オムニバスで上演時間70分と、
    数字だと慌ただしい印象を受けましたが、
    せわしなさを感じませんでした。
    ゆるゆるっとした、
    でも「これがコマとコマの【間】なんだろうな」と思わせる
    丁寧な造りでした。

    ネタバレBOX

    自分はいわゆる「2.5次元舞台」もすこしだけみていますが、
    あちらのように「漫画を実体で再現する」
    のではなく、
    「漫画を舞台表現に翻訳した」作品群だったな、という印象でした。


    『いまなく』は
    走る二人の表現と、
    ミヤの描写(画面端から見える感じ)が好きでした。
    電車に乗っているときのメーコちゃんの表情で涙ぐみました。

    『橋』は
    とぼけた感じの女子の会話、 
    突っ込み役(?)の女子Cの冷めた感じが楽しかったです。
    女子高生の頃って
    たしかにあぁいう刹那的なところあるなー、と。

    『リンゴの国のお姫様・森田早紀
    (源氏名 姫)』は、
    事情が判明するまでの時間が長めかな、と思いましたが
    全体的に見ると清々しい話で好きです。
    トッピング云々のセリフがツボでした(笑)

    『恋の草鞋編み』
    設定からして、かなり漫画っぽいなー、と思いました。
    静かに食いついてくる先生と
    協力的な彼女(2)の詳しさが面白かったです。
    ラストも「あぁっ」て感じで、可愛らしかったです。 

    『ナオミ女王様に仕えた日々』
    女王様のクオリティの高さ。
    (アフタートークによると、オーダーメイドらしい。
    ここの団体の衣装に対する意気込み、好きです)
    「女王様を何かに言い換えてるのかな?」と
    最初は思いましたが
    全体的な説得力がすごくて慣れさせられました。
    作中カテコの女王様がまだまだ「女王様」だったのも良かったです。
    (全体的なカーテンコールでは女優さんでした)

  • 満足度★★★

    みてきた
    橋と草鞋がよかった。

  • 満足度★★★★

    ショート
    短編好きですが「橋」のショートさに笑う。原作漫画知らないが探して見ようかと思います。高畑さん良かった。 DVD楽しみです。

    ネタバレBOX

    潤一郎君、ナオミ女王が役目を果したら迎えてやってください。
  • 満足度★★★

    マンガ
    面白い。70+AT20分。原作未読。

    ネタバレBOX

    いまなく(鈴菌カリオ)
    引退試合もボロ負けのバレー部員、冷めたメーコ(加藤葵)と熱血なミヤ(水野以津美)の話…。
    部活という青春なとこから、熱中できるものがある幸せとか、もっと気づけたんじゃないかという後悔とかを描いたような感じ。部活に限らず、そんな感覚けっこうあってなんとなくジーンときた。ミヤの疲れてれば悩まない的な言葉が刺さった。

    橋(平方イコルスン)
    女子高生な岡戸祐子が彼にフラれたことを突如思い出し、釣られて吉田圭織も(失恋を思い出し)泣き出す。そして、片恋な堀内萌と意中の男性の間に橋を架けるよとエールを送る…。
    女子高生が語る可動橋の導入部からして妙な色合いの作品。色恋のないと思われてた堀内への茶化しや橋にかけたユーモアな台詞と、ニヤニヤできる一品。短いながらも印象的だった。

    リンゴの国のお姫様・森田早紀(源氏名 姫) (安田弘之)
    コスプレ風俗店に出戻った姫(岩井七世)はリンゴを前にシクシク泣くばかり。嫁ぎ先(青森?長野?)で夫のDVから逃げてきた姫に、根性なしと一喝するマユミ(高畑遊)が一仕事終えて部屋に戻ると、食いからしたリンゴを残して姫は消えていた…。
    原作6Pほどの作品で結構忠実に制作したとのことだが、とてもいい感じに仕上がってた。演出の作風にあっているというか(ATで原作に影響受けてるといってたけど)。マユミのタフさが姫のか弱さの内にある芯の強さを引き出したかのよう。(DVで)前歯のない姫がリンゴを食い尽くしたのを見て、根性あんなとニヤっとするラストまで、いい流れがあった。

    恋の草鞋編み(平方イコルスン)
    関西出身な先生(岡野康弘)に関西弁でしゃべってもらう代わりに草履を編もうとする女子高生・湯口光穂。友人の堀内が適当に作った草鞋を先生が受け取り「おおきに」と言ったことにショックな湯口を励ますため、堀内は足型から作り始める…。
    橋とは微妙に違う色合いだけど、しっかり笑えるコメディ。女子高生と草鞋というミスマッチな材料と変な展開で、思わずニヤついてしまう。いい空気感だった。

    ナオミ女王様に仕えた日々(うめざわしゅん)
    ナオミ女王様に飼われることとなった潤一郎。調教され反抗してボコされ、日々を送る。そして調教の期間が終わり、別れの際、首輪を外した潤一郎君にルール無視で悪態をつく女王様とその思いを噛みしめる潤一郎君…。
    ラストの女王様の悪態シーンを盛り上げるような前振りが弱く、二人の確かな関係を彩るもう一工夫があってよかったかな。

    暗転が多いと流れが悪く感じてしまって、そこらへんが残念。いまなくの舞台裏を走る演出とかも、やや間延びしてるかな。女王様にお辞儀させないのは○。
    舞台セットはならではな感じでよい。チラシデザインは相変わらずいいセンス。チラシにもある15mmカバーがお洒落。
  • 満足度★★★

    マンガ
    まんがまつりというタイトルに惹かれて原作は一つも知りませんでしたが観劇しました。マンガ好きとしては舞台セットに密かにテンションがあがり、更に開場中に流れている映像にもテンションがあがり、期待が高まったまま始まったけど...うーん。あまり好みに合わなかったです。マンガ好きといっても読むのはほぼほぼ少女マンガなので。今回のチョイスについてアフタートークで某雑誌の編集さんも渋いと言っていたけど、男性向けなのかなと。お客さんも男性が多かったし。あ、でも「恋の草鞋編み」好きです。あの作者さん気になりました。原作に忠実だと言っていたので、劇を観て受けた印象とマンガを読んで受ける印象がどのように違うか、原作を読んでみたくなりました。岡野康弘さんと岩井七世さん良かったです。「橋」の時に次の話の「リンゴの国のお姫様」用のセットが既にあって話と関係していると思って観てしまっていたので、セット運んでくるタイミング変えるとかしたらどうでしょうか。

  • 満足度★★★★

    楽しい時間
    短編漫画を原作に、5つの物語で構成する約70分のオムニバス。
    原作はどれも読んでいないのだが、観ていて漫画の絵が脳裏に浮かぶような場面も多く、漫画の方も読んでみたくなった。

    細やかな表情とか、間とか空気とか、そういう言葉にならない何かをすくい上げるような感じが印象的で、客入れや劇中の選曲にもこだわりが感じられ、楽しい時間を過ごさせていただいた。

  • 満足度★★★★

    原作の漫画は全く知らずに観ました。
    原作の漫画は全く知らずに観ました。皆さんの演技や演出などのスタッフワーク、とても良かったと思います。ただ、今回の舞台化において、(上演時間の都合上) 原作の一部分をピックアップして上演したのか、原作ストーリーの始めから終わりまで、全て上演したのか自分にはわからないのですが、自分にとっては、「あー、この先どうなるかもっと観たいのにー」という所で終わった短編が多かった気がします。

    女王様の話、普段はあまりこういう系統の作品は好みではないのですが、みなさんの演技や演出が良かったのか、ストーリーにすんなり入っていけて、おもしろかったです。

  • 満足度★★★★

    しっとり
    しみじみ系

    ネタバレBOX

    短編漫画5編をそれぞれ戯曲化したもの。全体としてギャグ漫画ではなくドカーンと盛り上がることはありませんでしたが、しっとりしみじみ系で心に残るいい話した。

    アフタートークで原作に忠実だったことが分かりましたが、原作を知らない者にとって部活を引退する三年生が電車の窓から感慨深い思いで学校を見て首が動いたなんてことはさすがに分かりませんでした。

    SMの女王様としもべの関係をペットとご主人様の関係に置き換えた話は、ありがちなご主人様とペットの関係じゃなく、ペットとご主人様の関係にしたところが絶妙で面白かったです。
  • 初日
    開演の挨拶に現れた主宰の今村さんが、ステレオタイプの漫画家で笑った。公演は70分で5本のオムニバス。それぞれがあっという間過ぎて残念。演劇として可能性のあるものとそうでないものが明らかに見えた。個人的には湯口光穂さんをもっと観たかった。●『リンゴ姫』が良かった。残されたリンゴの芯にウケる高畑遊さんが最高。姫の岩井七世さんの美しさが眩しかった。2回の悲鳴が今作の最高の場面だな。しかし、あんな風俗嬢がいたらダメだ。通わずにはいられなくなる自信がある。●オチが見事だったのは『女王様』の調教。工藤さやさんがあまりにスタイルが良くてビックリ。ストーリーテラーの吉田圭織さんの変貌と笑顔にKO。性的困難者かぁ。豊かな時代だなぁ。

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