ドキドキぼーいず#06『じゅんすいなカタチ』 公演情報 ドキドキぼーいず#06『じゅんすいなカタチ』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    ひらがなやカタカナ
    意味をぼやけさせるには有効で、この芝居を象徴してるように思う。あの会話はこの内容だったからかあるいはこの演出家は常にあの会話をさせるのかが気になるのでまた違う演目で東京公演(きついとは思うが)やってほしい。場転のドラムが、あまり他の芝居では聞かないこともあってか新鮮であり、その前後のシーンを惹起させ芝居にのめりこませた。

  • 満足度★★★

    こんだけ
    気が抜けたんですね。

    ネタバレBOX

    大好きな母ですが、自宅での母の介護に疲れたためか、倒れているのに救急車を呼ばないなどの無反応な症状に陥り母を死なせてしまった青年が、喪失感と罪悪感から自殺した前後の家族や周囲の話。に、出奔していた父が帰ってきた話。

    お世話しているという緊張感がなくなると気が抜け呆けたような状態になりがちです。それに罪悪感も加わって、しかもあの家族じゃ経済的バッファもなさそうだし、生きるのも大変です。
  • 満足度★★★★

    竹中直人的
    この不協和音か、現代の心象風景は。表地のなめらかさは裏地の清潔さに非ず。世の中にウンザリ、というよりウンザリする世の中が露出する。わるいところばかりを、むせきにんに。'言葉面'を地でいく、心地の悪い面白さ。

  • 満足度★★★★★

    成立しないコミュニケーションの間で展開される感情のやりとり
    アフタートークでしんどい90分という話がありましたが、確かに色々持ち帰る材料がたくさんあるお芝居でした。お約束とかリミッターを取り外して迫ってくる作品です。

    ネタバレBOX

    冒頭から驚くのは、成立しないコミュニケーションの数々。それもコメディチックでなく、シリアスにすれ違っていくので、演劇のお約束とかは考えずに、目の前の奇妙さに目を向けていました。
    不条理なストーリーなのかと思いながら物語が進んでいくと、徐々に見えてくるのは、登場人物の背景で、突然無意味な繋がりが切迫感のある現実として迫ってきました。綺麗事では語れないどうしようもなさや感情のエピソードが、強い現実感を持って襲う感じは、しばらく体感していない不思議な時間でした。

このページのQRコードです。

拡大