満足度★★★★
Jast fit
J系の男子ふたり、B系の2.5枚目男子ひとり そして劇団系男子ひとり
青春そのものを描いていた。
そこには出来事による深遠な悩みは無い。というより、そちらへの方向を敢えてシャットアウトしていたように思う。
すごくシンプルな表現で青春の日を描いていた。
終わった後、9割以上を占める女子たちが、ひどく引き込まれていた。
口々に「おもしろかったー!」と食いついていた。
今、女子をひきつけるエッセンスはこの路線なのだろう。
2.5次元云々のコミックの劇版とこの作品がはっきり一線を画しているのは
これがオリジナルの作品であるということだ。ここが大きい。
コミックの実演を期待するのではなく、この4人を観る観客にこれ以降与えられる題材は多岐にわたる可能性がある。
その意味で、本作の制作者に応援を送りたいし、この先、観客へ良い物を与えて行って欲しい。
黄色い歓声は演劇には必要ないのだから。