昴のテルミニロード 公演情報 昴のテルミニロード」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/03/13 (日)

    劇団員増えて着実にステップアップしてた。初見時の荒々しさが薄れた寂しさはあるが、これを洗練と言うのだろう。上演時間も長いものそれに耐え得る構成。ラストもあれが良い。本物のエンタメに突き進んでいる。あ、王子じゃ小さいなと思わされた。お見事!

    ネタバレBOX

    劇団員の配置に余裕というか、幅が出てきた。古俣晨、吉澤清貴をメインに据えて、星秀美をヒロインに配すると、ヒロイン級のシミズアスナが新境地に挑めるし、青海アキの出番抑えて突出できる。中三川雄介、雨宮慎太朗も主人公級なのに脇に回れる凄さ。

    シミズアスナのラストの演技が印象的。あれがラストシーンの古俣晨、吉澤清貴の絡みに直付けで繋がってくる最重要場面。安易に演じてはならない難しさがあって、一瞬で恐怖を克服する葛藤と潔さを直情型に演じない彼女のチャレンジを感じた気がする。
  • 満足度★★★★

    全力での滅びが綺麗です。
    観た翌日から体調崩して、感想忘れてました。
    始まってしまえば、物語としてはストレートですが
    切れ目なく流れるスピード、徹底した世界観で
    2時間30分近くも飽きることなく見れました。
    殺陣も入りまして、これからドンドン詰め込まれるのかな?

  • 満足度★★★★★

    初・レティクル東京座でした。
    別の舞台で観た役者さんがこちらの劇団員ということで初参加。

    役者は全員白塗りで、終演後にはライヴがあるなど、
    独特の雰囲気がある劇団なのだなぁという印象を受けましたが、
    劇団公式サイトには観劇に際しての説明が丁寧に書いてあり、
    チケット予約前からウェルカムな雰囲気でした。

    過去公演の動画や写真などをネット上に残していて親切だし、
    役者さんたちが「自分推しの人はこのあたりの席がおすすめ!」など
    公演期間のだいぶ前にツイートしているのも良いなぁと思いました。

    終演後数分の休憩をおいてのライヴも、楽しかったです。
    (後方で役者さんが振るリズムをレクチャーしてくれていたので、
    初参加でも疎外感なく楽しめました)

    ストーリーも北欧神話を知っているとニヤリとできる要素アリ、
    知らなくてもぐいぐい引き込まれる熱量と悲劇性、
    場転の華やかさや舞台装置の巧みさで
    休憩なし2時間ちょいでしたが長さを感じませんでした。

    サイトや当日パンフレットの人物説明やストーリー概要で
    文字が多くてドキドキしましたが、
    そんなに頭にぎゅうぎゅう押し込まなくても大丈夫な展開でした。
    (作中でみんな名前が呼ばれるし、
    世界観もちゃんとストーリーに沿って説明される)

    来年にあるという、次回公演も行きたいなと思いました。


    ネタバレボックスには自ツイートを一部転載。

    ネタバレBOX

    これは中毒になるやつ!!!(笑) 
    みんな格好いいほうに全力で振りきってて
    特にヤシロの人は何者?ってレベル。
    雨宮さん、めっちゃ禍々しくて吸い込まれる。
    これは論争劇では観れない姿…! 
    台本買ったけどこの勢いは文字で表せないから完全に記憶スイッチ用。

    白塗りは照明がガンガンあたるから
    もはや気になるとかそれ以前の段階。
    表情がむしろ見やすくなるし、キャー(*゚∀゚*)ーなシーンも
    生々しいけど生々しすぎず私にとってはかなり良い効果だった。
    ていうか、あの舞台装置なにあれすごい。使うタイミング絶妙。
    空間取りも、見るとかなりギリギリだ。

    何人かしゃべり方(句読点の入れ方)が独特だなーって
    最初思ったんだけど、いわゆる「クサい」ってやつなんだろうなぁ。
    でもみんな徹底してそれだから、
    誰も浮かないしこっちも冷めずにラストまで
    あの世界観にぐいぐい持っていかれた。
    手袋外そうとするだけであんなえろくなるとか…ナイフ舐めもやばい

    護送撃団方式の彼は
    一部シーンでギャースってなったけど全体的に好み。
    衣裳の肩部分がふわってなる立ち方や、後半の肉体的演技。
    妹さんも、ものすごい衣装ですがそれ以上に迫力があって
    色々と業の深い兄妹…あそこで2時間レベルの芝居1本できそう…
    っていうかそれ言ったら他のメンツでも以下略

    イヅミ先生の、語気に含まれる感情の複雑さが好きだ。
    アンジェさんの寂しさとか彼女が求めてた温もりの種類とかも。
    あの人の、満たされない癒されない所が変質して表に出てる感じとか。
    RT座、全体的に派手で勢いがあったけど
    それで誤魔化したり押しきらず、複雑な感情面も描かれてて良かった。
  • 満足度★★★★★

    初めての箱推し
    涙止まらないのにとっても楽しかったです!エンタメ最高☆

  • 満足度★★★★★

    みてきた
    自販機と照明が最高でした。

  • 満足度★★★★★

    割と最初の方からそうなのかなとは思ったけど・・
    これからこの舞台を観に行く男性は、男同士の銃や刀を使った戦闘シーンはラブシーンの一種なのかもしれない、と考えながら観に行くと幅が広がるかも♨

    ネタバレBOX

    見ていてこれは完全にBLなのかな、とすぐに気づいてしまった(苦笑

    となると見どころは完全に主役二人の戦闘シーン。

    最後になってようやく気づいたのだけど、この男二人のうちの一人は実は心の中は完全に女性なのだった。

    別に本人がそうだと言った訳ではないけれどそうだと分かる。

    だからこそ何で最後の最後に追い詰めた相手を殺して自分の「永遠」に閉じ込めずに自分の血を無理に飲ませて道連れにするのかも合点がいく。そうだと気づかないとこの展開は99.9%の男性の観客には「????」だと思う。

    つまり心は男と女、体はともに男で激しい戦闘シーンを繰り広げるが、互角の勝負の末に最後の攻守は完全に女性側が攻になるのだ。男性にとってはそのことが感じられると恐ろしい話だと感じるのではないかと思う。いわば自分の人生が完全に捻じ曲げられるのだから。

    なんでこの女性の心を持っていたのかと確信できるのかというとこの男性側の男性(ややこしいな)の目の前で最後に男か女か分からないけれど体は女性の人(ややこしいな)がこの男性に実は少し好意を持っていることが示されて殺されるのだ。そのことにおそらくは初めて動揺した男性の心の揺れに嫉妬した(と思われる)女性側の美しい男性が、そのまま男性もその死んだ女性と一緒に殺せば心中のようになって幸せになって死ねることに気づいて自分の血を飲ませて自分の仲間のバンパイアにして無理に生かせたのだ。もちろんというかこの男性は、ろくに手をつないだかどうかも分からないこの女性と一緒にここで殺された方が人間らしい生命と異性の愛情に殉じて死ぬことになると感じて拒否するが、そこを女性側の男性は死ぬことを許してくれずに無理矢理に自分の仲間にしてしまうのだ。考えてみれば男性の観客にとっては恐ろしい展開だ。自分は男なのでこうやってこうサクッと死にたいな、と思っててもそうはできない話のように見えるわけだから。

    勿論、主役二人の男性の熱い戦闘シーン(完全にラブシーンと化しているが)だけじゃなく、人間と生きることを許されない皇帝と許嫁に嫉妬する男女、あるいは戦争で夫を亡くしてマッドサイエンティストになった科学者、戦争で友人を亡くした若者、アメリカンな武闘家などなんか言ってるだけで結構チープな設定なのにビックリすることにすべての登場人物が悩んで生きている。

    なるほど、これだけの物語を作って、役者一人一人が生きようとしたら、本公演を年に何回も出来ないよな、と思ったりも。

    実際の世界ではこんな真っ直ぐな学生たちも、社会に出るとすぐに打ちのめされて気づくとほとんど元気な奴がいない(すごく頭のいい学生でもそう)ので、こんなことは無いんだけど、国家とは関係ないこんなぶつかり合いも良いよね!(笑

  • 満足度★★★★★

    自由
    どんどんやってちょうだいって感じでした。

    ネタバレBOX

    日本國を中心にした世界地図でアメリカに似た名前の国も含めて日本から東が東軍、アジア大陸辺りが西軍という前提があり、東西で戦争が勃発し日本國は東軍に加担。西軍が生物兵器ウイルスを使ったものの、日本の研究所が開発したワクチンによってヴァンパイアとなり生き残ったわずかな日本兵の活躍で結局は世界は生き神である天皇が統治する日本が支配することになります。しかし、今度は人間対ヴァンパイアの争いが起こり、天皇も殺されヴァンパイアの方が優勢な気配ですが、代謝の激しいヴァンパイアは短命で、あまり明るい未来はなさそうな話でした。

    旭日旗を振り回し、天皇を生き神扱いして、ホント大丈夫かなと思っていたら天皇を殺してしまい、何でもありのやりたい放題の設定でした。

    殺陣のシーンは迫力ありました。血のりも有効でした。

    別に右翼でもない、これが彼らのファッションなのでしょう。これからも自由にエンタメ演劇をやってちょうだいというところでした。

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