城塞 公演情報 城塞」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 面白い戯曲でした…。やっぱり安部公房は凄いなぁ…。俳優さんの演技はもっと感情が小刻みに揺れ動いて、行動の振れ幅が大きい方が、スリリングで私好みです。他者をシャットアウトして逃げ込んだ心の隠れ家(=城塞)を、恐る恐る、でもこれ以上ないほど乱暴に、ぶち壊してほしい。

  • 満足度★★★★★

    この衝撃はすごい
    安部公房は初演のパンフレットで「これは喜劇なんです」と書いたという。確かに、見終わってから思い起こすメタファーとしてはそう感じられるところもある。だが、これは父と息子の強烈な舞台だ。時間を止めてしまった父を破壊することで、息子も自らを破壊してしまった。戦争で財を成した家族にとっては、まだ戦争は終わっていないのだ。

    特に後半の演出、そして登場する5人の俳優が見事にその仕事をやってのけた。最後の暗転で、座席に釘付けになるような衝撃はすごい。舞台芸術ならではの体験だ。

    ネタバレBOX

    「儀式」のために呼ばれたストリッパーを演じた野上綾花は、色気だけが自分の引き出しにない、と書いていたが、舞台を重ねて成長したんだろう。狂気が貫く色香を客席に突き刺してみせた。
  • 満足度★★★★★

    熱演
    5人劇、休憩込みで2時間30分。

    年老いて病気にさいなまれる老人、息子と妻、使用人、今回の件に巻き込まれた女。
    それぞれが持つ闇と、過去の記憶。
    その記憶を強固に維持し続ける(都合のよい)思い込み。
    それが「城塞」となって、前へ未来へ進む足かせとなる。
    更に国が示す理解に苦しむ姿勢。
    またこれも「城塞」となり未来が暗黒と化す。

    なかなかに重厚な作品ですね。

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