年の瀬に相応しい
年末。池袋の人ごみをかき分け観劇。30人を越える多人数のキャスト、大きな劇場、しっかりした舞台美術で、年の瀬に相応しい豪華な舞台でした。
ただ、いかんせん自然な感情を伴う演技ではなかったため、少々展開に無理があるように見えてしまいます。
役者としては、青木満理子さんが良かったです。
満足度★★★
ヒトの収縮と拡張
まずもって、若いなー!
カンパニー全体の年齢だけでなく、発想や見せ方も含めて、良くも悪くも若い。
30人くらいいるキャストをどう料理するのかも見ものだった。まとめることによる収縮、それをピックアップすることによる拡張。それがうまくいっていたので、名前は覚えられなくても個性を覚えられるので見ながら混乱することはなかった。
舞台上の物語だけでなく観客をも、ブンブンと振り回して展開していくのも、エネルギーがあるからかな。想定内ではあったものの、きちんとオチ回収もできている。