Noir 永遠の夜の彼方に 公演情報 Noir 永遠の夜の彼方に」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★★

    夏!
    水族館劇場がやってくると夏を感じます。
    理屈抜きに面白い!
    この、みなぎるパワー!
    これぞ演劇!

  • 満足度★★★★★

    気分爽快
     落盤・浸水の場面、大掛かりな屋台崩し、天井から落ちる何トンもの本水は圧巻。観ているだけでアドレナリン放出。
     舞台美術も、ここまでいくと土木・建築の世界ですね。美大出身の劇団が見せてくれるような観念的な世界とは違う、体育会系特有のカタルシスのある世界じゃないでしょうか。

  • 満足度★★★★★

    一夜限りの幻
    早めに境内に到着すると既に小さな縁日が繰り広げられている。
    ここで販売している方達は地元の本屋さんや、この劇団を応援支持している方達で、毎年、この大観音の境内で公演をして貰うべく働きかけをしているボランティアなのだ。
    だから、売上金は劇団に上納される(^0^)



    午後7時、ノスタルジックな野外の写真館の舞台から、物語は始まる。

    以下はネタバレBOXに。。

    ネタバレBOX



    従軍慰安婦キリハと銀杏堂(偽者の写真館)のせむし男の登場で、一気にオドロおどろした闇の世界に引きずり込まれる。。

    写真館の前には古い鏡があって、これが白骨島への入り口となり、舞台が回転した裏側は、やはり写真館の同セットがあり、鏡子という女優がキリハの役を演じているのだ。
    いきなりトロッコに乗った映画監督が現れ、そのシーンを撮り、更に「黒の牙城」の屋根の部分、両サイドから板梯子が半回転し錬金術師が登場したりする。

    いあいあ、これはもう、普通の仕掛けではないです。一夜限りの幻の体験です。

    この物語は長崎に点在する海底炭鉱の島、白骨島を舞台に、徴用として強制連行された朝鮮人坑夫と従軍慰安婦を映画化するという設定のお話です。

    キリハ役の女優鏡子は、鏡の入り口から当時の世界に入ってしまいます。

    そこは、「鏡の中の迷宮」です。
    有馬は当時の白骨島の秘密病院で堕胎もこなす医者でした。
    その堕胎を手伝う黒い天使がキリハです。

    炭鉱労働者として暗い地の底の黒ダイヤを掘り、生死を彷徨い、故郷に帰れなくなった朝鮮人坑夫の屍が暗い海の底で、彷徨い浮遊しています。


    この本はキリハ役の女優鏡子を登場させることで当時の歴史を観客に伝え、何かを訴え、感じて貰いたい。という脚本家の意図が見え隠れします。


    そこに加味してセットが素晴らしいです。
    ねずみーランドの如く、トロッコは走る。スプラッシュマウンテンばりばりの滝のようなセットといい、箱舟のような船が登場したり、トロッコが吊り上ったり、板張りを開けるとプールのように水がはってあったり・・・。

    なんじゃーこりゃあー(名言!)

    一体この大量の水をどこから・・・(@@!)

    前方のバラックが壊され、遥か前方には高くそびえ立つ炭鉱の風景がリアルに映し出されます。

    素晴らしいです。
    大きな一枚の画像を見ているような感覚になります。
    これはもう、観た人でないと理解できないでしょう。

    野外で公演する理由。
    普通の舞台では絶対無理です。


    ただ、残念だったのは、一部の役者の発音が聞き取りにくい。
    早口で聞こえない。
    ここが不満でした。
    セリフを聞き取れない。というのは観客にとって、ストレスになります。
    一語一句聞き漏らしたくないから。

    しかしながら、この劇団は発声練習をしないらしい。
    役者の未完成度や毎回毎回の一回限りの必死の格闘や「ずれ」を重視しているらしいが、ワタクシは聞き取れないセリフは言ってないのも同然と受け取る。
    少なくとも観客から料金を取るプロなら、その対価として、観客の耳に届くセリフの発声くらいはしてほしい。


    とにかく、今夜は一夜限りの幻の体験をしたと思っている。

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