骨から星へ 公演情報 骨から星へ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

    約90分
    哲学的論議で幕開けして期待を煽っておきながら、結果として、人生に禍根を残す者たちによるとりとめのない独白集に終わっており、残念至極。
    彼らの懺悔が重なり合って一つになり、さらに冒頭の哲学談議と響き合えば、見応えに富む劇になっていたかと思う。

    ネタバレBOX

    実在するのかさえ覚束ない薄ぼんやりとしてさびれた駅に色んな境遇の人々が集い、悔いに満ちた人生を語り合うという趣向は好み。
    “文明の進歩に人間の進化が追いついていない”と訴える哲学的対話にも気を惹かれたけど、それが劇全体と響き合っていないのが重ね重ね悔やまれる。
  • 満足度★★★★

    生活
    働くということ

    ネタバレBOX

    何とか日々を暮らしながら、一家言持ちながら全く自身の生き方に活かせない男が、ゴドーを待ちながらみたいに来るはずもない転機、あるいは死期を待っている話。

    近くで山菜採ったり魚取ったりすることもできず、都市部の引きこもり中年は何かバイトでもしているのでしょうか。具体的なエピソードを取り入れると生活感が必要になり、新しいゴドーを待ちながらを作るのも大変です。
  • 満足度★★★

    期待値ゼロだったのだが....。
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    初見の劇団で、チラシのデザインセンスなどから、今作は期待値ゼロだな!という意気込みで観に行ったのだったが、これは大いなる拾い物であった。
    俳優の演技、展開など、小劇場という自由な枠があるのに、そこには決して行かず、古臭い王道の演劇として描いている。

    特に今作の良い所は、人生半ばを過ぎた中高年の観客をターゲットに描いているように見えるのだが、実はそんな事は一切なく、誰でも日頃から感じる生きるとは?について言及しているところである。
    どうみても観客を選んでいる作風に見えかねないが、それを選ぶのは観客自身であるというメッセージを感じられるのが、今作の良いと思える点でもあろう。
    非常に良作であるのだが、チラシのセンスは悪すぎる。

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