満足度★★★★
「名探偵」への思惑、入り乱れ。
上演時間はおよそ95分。
当日パンフレットにも、作中にも「D坂の殺人事件」の概要説明があり、
未読者にも親切なつくりでした。
模擬裁判ということで法律用語も出てきますが、
それも作中の一般人に説明するというていで解説されるので
置いて行かれずに観ることができました。
対面客席の奥→手前の順で、2回観劇。
2回目観劇の時は開演がおしましたが、
「3分」とスタッフの方が具体的な時間を言っていたのが好感持てました。
役者さんのスタンバイ位置の関係で
一部が確実に観づらくなる…という席があり、
そこには置きパンフレットの上にその旨が書かれた紙が置いてあったり、
空席に余裕のある段階で見切れそうな席に座ろうとする人に
スタッフさんが個々に「○○なので、見づらいかもしれませんが…?」と
理由を告げて他の席に移る選択肢を提示していて優しいなと思いました。
アンケートがWEB方式なのも、
時間を気にせずゆっくり書けるので良いなと思います。
(スタッフに申し出れば紙のアンケートも用意があるとのことでした)
直球・変化球のセリフが入り乱れる論争劇、楽しかったです。
(今まで観た柳井さん作品の中で、
いちばん役者さんが噛むのが多かったなぁという感想も持ちました)
台本販売に加え、DVDになるというのも、とてもうれしいです♪
満足度★★★★★
行き先がわからない密室事件
原作のあるものからこれほどまでのトリック、ロジックを展開していくのは流石だなと感じました。役者の方々の演技も間近で見てその迫力、役の思いが伝わってきました。
満足度★★★★
真相をめぐる推理論争
リハーサルの場で真実が暴かれるという会話劇にちょうど2年前に観た十七戦地の「眠る羊」を思い出した。脚本が同じ柳井祥緒だ。殺人事件の真相をめぐる推理論争は面白いのだが、まだ公演2回目のせいかいろんな面でこなれていない感じがした。