FunIQの浮気を終わらせる3つの方法 公演情報 FunIQの浮気を終わらせる3つの方法」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★★

    贅沢な3本
    ウディ・アレンの3本の短編を2本ずつ組ませて上演する。『セントラル・パーク・ウエスト』外村道子さんと山脇唯さんの掛け合いが強烈。あの台詞量をあの速さでまくし立てるのだから凄い。圧巻。できる女を演じる外村さん。彼女の口にあんな言葉やそんなコトを言わせてしまうのだから、もうどうしていいやら…。彼女の相手に手を上げたくなる衝動に駆られた。もう完璧に艶っぽい知的な人妻だ。『オールド・セイブルック』宍泥美さんが自然体で好演。それにしてもマシンガントークの応酬が圧巻。どちらの作品も、愛情に対する裏切りの顛末なのだから、まくし立てるような口撃が当たり前で、台詞回しの点では大変でも、それが当然の姿なはずで納得。

  • 満足度★★★★

    3→1→2
    千穐楽は、3→1→2の順。面白さもこの順番。ただ何れも冗長。三作とも終盤で登場人物の追加があるのだが、タメと言うよりも引っ張り過ぎ。もう一寸テンポ良く進んで欲しかった。石澤希代子と外村道子が良かったのが3が一番と思う要因。

  • 満足度★★★★★

    ③②
    ごっつ面白かった。アメリカン調だけど、会話がストレートで楽しい。

    結婚している人は、そうそうと思うことが多いし、結婚していない人は、男女の世界結構勉強になるのでは?

    正直今年観たなかで、一番観終わって楽しい気分にさせてくれた作品。

    ネタバレBOX


    最初のうちは噛み合わない2人のやり取りが少し長く入りづらかったが、作家が入ってきてスッと進んだ。

    どの人物もその感情の変化やホンネの暴露での変容が楽しい。

    作家の感情のいったり来たりや、ちょっと幼稚とも言える思考回路が楽しい。そして最後の虚栄を張ってお嬢様口説いているところも好き。
    作家婦人は、最後のどんでん返しからの取り乱しようが印象的。
    精神科医は、最初の支離滅裂さから徐々に落ち着いてきて、お嬢様がらみで大騒ぎしているときに座って浮かべている笑顔がとっても素敵。オチに向けた冷静さもいい。
    お嬢様は、セリフの言い方が絶妙で、プレイボーイがはまってしまうのもうなずける。首を左右に振っている姿が目に残っている。
    プレイボーイは 、わがままプレイボーイから情けない男へ。これが一番の皮肉がこもっていた。

    ②は、
    会計士夫婦が秀逸。もう笑いがとまらないぐらい面白かった。
    下ネタ多めだけど、まあ本心で思っていることをはっきり口に出すとあんな感じになるのだろうと想像しながら観てた。
    日記を見たときの表情、奥さんの浮気の回数のやり取り、それから最初の「初めてのとき」の話、鏡の話とオチ等々。


    結局、どちらも本質的な夫婦生活の真実を示しているような。
    とはいえ普通あんなに頻繁にかつ身近な人ばかりで浮気が行われるのはないと思うけど。(もしかするとないとおもっている&縁がないのは自分だけ??)
    いろんなすれ違い、特にナイトライフとかがあり嫌になったり間違いをおかしたりもするけど、なんだかんだ実際は長く一緒に一緒にいると似た者になると言うか、理解が進むと言うか。

    そういう意味では大人のお話でした。
    20代前半までの人が見ると、嫌な大人の世界に見えるかも知れないが、私には無邪気な子供のような大人の世界。
  • 満足度★★★

    ②③
    面白い。120分。

    ネタバレBOX

    「オールド・セイブルック」
    シーラ(宍泥美)とジェニー(二見香帆)という姉妹とそれぞれの夫の4人で住んでいる家に、前に済んでたという夫婦(サンディとハル)が訪ねてくる。暖炉の隠し金庫から夫とジェニーが浮気していると知ったシーラらは揉め、銃も出てくる騒動になる。すると、奥から作家のマックス(高松良成)が現れ、2組の夫婦はマックスの創作人物とわかる。ストーリーに行き詰った作家に代わり、作品を進めようとする夫婦と、双方が浮気してたとわかるサンディ(服部容子)とハル(日比野線)。作品の方は「赦し」がキーワードだと落ち着くが…。
    なんとなくアメリカンな会話に面白味を感じないけども、中盤以降はけっこう楽しめたかな。ちょっと単調な気もしたけど。

    「セントラル・パーク・ウェスト」
    精神科医のフィリス(外村道子)は、友人のキャロル(山脇唯)と夫サム(伊与勢我無)が浮気していると確信し、キャロルを呼び出すが、キャロルは二人は愛し合っていると突っぱねる。そこに、キャロルの夫のハワード(辻貴大)やサム、サムの本当の恋人ジュリエット(石澤希代子)も次々登場し、場が荒れていく…。
    面白かった。笑いの箇所も多めだし。セリフにもあった、友人知人に夫を浮気されるフィリスってどんな女だよって、なんだか一番興味湧いた。ジュリエットの発砲からみなの撤収があって、フィリスがサムに水をかける終盤の流れも好み。

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