三茶三味(さんちゃしゃみ) ~三味線音楽を聴く~

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実演鑑賞

公益財団法人小田原文化財団

世田谷パブリックシアター(東京都)

2015/10/23 (金) ~ 2015/10/25 (日) 公演終了

上演時間:

公式サイト: http://setagaya-pt.jp/performances/20151023-2779-2.html

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
聴く」は「気来(きく)」に由来するという説があります(日尾荊山『燕居雑話』)。「気に満ちた音が耳に入って来る」、それが「聴く」であるというのです。音に耳を傾け、音の息吹をとりこみ、音が鳴り響く空間も一緒に感じとること、それが「聴く」という行為と言えるのかもしれません。



本公演は...

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公演詳細

期間 2015/10/23 (金) ~ 2015/10/25 (日)
劇場 世田谷パブリックシアター
出演 鶴澤清志郎、鶴澤清馗、鶴澤寛太郎、豊竹呂勢大夫、鶴澤清治
脚本
演出
料金(1枚あたり) 4,000円 ~ 4,500円
【発売日】2015/07/25
<全席指定>
A席4,500円(1階席・2階席)/B席4,000円(3階席)

友の会会員割引 A席4,200円(1階席・2階席) ※1 ※2

せたがやアーツカード会員割引 A席4,300円(1階席・2階席)
公式/劇場サイト

http://setagaya-pt.jp/performances/20151023-2779-2.html

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル 10/23(金)19:00
10/24(土)14:00
10/25(日)14:00
説明 聴く」は「気来(きく)」に由来するという説があります(日尾荊山『燕居雑話』)。「気に満ちた音が耳に入って来る」、それが「聴く」であるというのです。音に耳を傾け、音の息吹をとりこみ、音が鳴り響く空間も一緒に感じとること、それが「聴く」という行為と言えるのかもしれません。



本公演は、三味線音楽を「聴く」ことにこだわり、その楽しさを発見しよう、という催しです。三味線は、永禄年間(1558~1570)に琉球から日本の本土に伝えられた楽器と推測され、以来、歌や語りなど、人間の声とともに、楽しまれてきました。さまざまなジャンルの三味線音楽があり、それぞれに、声の表現も三味線の音色も異なります。今回取り上げるのは、大坂生まれの義太夫節。江戸時代の前期、17世紀の終わりに成立した浄瑠璃であり、音楽によって、物語の世界を生き生きと描き出します。



公演は三部構成です。第一部の鼎談には、公演日それぞれに異なるメンバーが登場し、三味線音楽のよもやま話に花を咲かせます。第二部では、人間国宝(芸術院会員)・鶴澤清治が構成する義太夫節「三味線組曲」を人形浄瑠璃文楽座の若手三味線弾きが演奏。第三部では義太夫節「卅三間堂棟由来」(平太郎住家より木遣り音頭の段:通称「柳」)を素浄瑠璃の形式で演奏します。三味線は鶴澤清治、太夫は豊竹呂勢大夫。



会場の空間構成は現代美術作家・杉本博司。東京では初公開となる杉本作品「月下紅白梅図」と安土桃山時代の名品、長谷川等伯(1539~1610)筆「四季柳図屏風」が、各曲演奏の背景を彩ります。


<公演プログラム>
1.鼎談
10月23日(金)
山村友五郎(日本舞踊・山村流六世宗家)
いとうせいこう(作家・クリエーター)
野川美穂子(邦楽研究家)

10月24日(土)
尾上菊之丞(日本舞踊・尾上流四代家元)
桜井秀俊(ミュージシャン・真心ブラザーズ)※
野川美穂子(邦楽研究家)
※追加出演者

10月25日(日)
杉本博司(現代美術作家)
橋本麻里(ライター・編集者)※
野川美穂子(邦楽研究家)
※追加出演者

2. 義太夫節 鶴澤清治構成 「三味線組曲」

※都合により曲と出演者が変更となりました。

鶴澤清志郎(人形浄瑠璃文楽座 三味線)
鶴澤清馗(人形浄瑠璃文楽座 三味線)
鶴澤寛太郎(人形浄瑠璃文楽座 三味線)

3. 義太夫節 「卅三間堂棟由来」(通称「柳」)
豊竹呂勢大夫(人形浄瑠璃文楽座 太夫)
鶴澤清治(人形浄瑠璃文楽座 三味線)


<聴きどころ>

▽義太夫節 鶴澤清治構成「三味線組曲」

義太夫節の表現の一つに、三味線のみで演奏する「メリヤス」があります。太夫のコトバや人形の動作にあしらって演奏し、特定の情景や情感を際立たせます。メリヤスの旋律には長短さまざまなものがあり、いずれも個性的で印象的。多彩な表現力が凝縮しています。

「三味線組曲」は、メリヤスの旋律を組み合わせて鶴澤清治が構成した義太夫節の新作器楽曲です。



▽義太夫節「卅三間堂棟由来」(通称「柳」。平太郎住家より木遣り音頭の段)

「柳」は、人間の妻となった柳の精のお柳、夫の平太郎、息子のみどり丸、その3 人を主要人物として、夫婦と親子の突然の別れを描く名作中の名作です。人形遣いを伴わずに、太夫と三味線のみの素浄瑠璃で演奏します。かつての文楽ファンが、「文楽を観に行く」とは言わずに、「文楽を聴きに行く」という表現を使ったことに象徴されているように、義太夫節の音楽としての魅力は格別です。人間の喜怒哀楽を語り分ける太夫の技は「情を語る」と言われ、音で物語の情感や場面を演出する三味線の技は「模様を弾く」と言われます。豊竹呂勢大夫と鶴澤清治という最高の組み合わせによる素浄瑠璃で、義太夫節の醍醐味をじっくりとご紹介します。
その他注意事項 ※未就学児童はご入場いただけません
スタッフ [空間構成] 杉本博司(現代美術作家)
[監修] 野川美穂子(邦楽研究家)

[情報提供] 2015/10/05 19:05 by CoRich案内人

[最終更新] 2015/10/05 19:07 by CoRich案内人

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