ナルセケ × 劇団ヴァダー 公演情報 ナルセケ × 劇団ヴァダー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★

    親子の話に共感♪
    ナルセケの「成瀬家」の話…。
    親子の話に共感しまくりでした。
    父親と娘の話に、その通りと思う事ばかりでした…。
     
    ヴァダーさんはオヤジバンドのお話…。
    緩い感じ、好きです。

  • 満足度★★★

    親子と、バンドマン
    ハリネズミのジレンマ親子の話なナルセケと。
    売れない中年バンドマンのお話な劇団ヴァダーさんでした。

    ネタバレBOX

    「ナルセケ」
    父と娘、擬似親子によるユニット、ナルセケ。
    娘の方は、この為に芸名を変えるという力の入りっぷり。
    作は、ロープマン名乃さん、演出は、オリゴ党の岩橋さん。
    さらに安定のコメディアンヌ、有元さん。
    死角のない布陣、面白くならないわけはなく。

    元々はどうだったんだろう?元から三人芝居だったのかな?元は二人芝居だったのかな?
    互いの会話ほぼほぼなく、互いの心の声モノローグで話は進められてゆく。
    そこに絡んで行く、チャチャ入れ担当の有元さんが、い〜い塩梅のスパイスとなってました。

    娘が一人な三人家族において、外で働く父親が家庭内で比較的関わりが薄くなるというのは、世間一般的によくある話。
    ただでさえ同性同士な母親との方が、異性な父親より仲良くなるもので。
    でも、家族と関わる時間が少ないからといって、会話が少ないからといって、果たしてそれは即悪いことだろうか、と思うのです。
    娘が衣食住、何の不安もなく毎日を過ごせるのは、父が毎日一生懸命働いて稼いで来てくれてるからであり、家族を大切にしている証。
    お金が全てじゃあない、何て言う人は、一度極貧生活を送ってみたらいいと思う(笑)
    人の一日は等しく24時間しかなく、その限られた時間において出来ること、知ること、考えられることは、限られている。
    関心がないのではない、知りたくないわけではない、大切に想ってないわけではない。
    それでも。。。言わないと分からないこともあるから、言葉にしないと伝わらないこともあるから。
    自分の都合ばっか言うんじゃなく、人対人として思い遣りあって。
    こうしてぶつかり合ってガチンコで家族になってゆくんだろうんぁ。
    いくつになっても、それが出来ないオトナもいるのが現実ですが(笑)

    そんなことを、つらつらと思わせてくれる、リアル親子感がナルセケの二人にはありました。
    是非、父を肥やしにして、娘はどんどん大きくなっていただいたいです(笑)

    「劇団ヴァダー」
    初見、かつ未知。ベテランさん揃いなのかな?
    売れない中年バンドマングループの話。
    決して生計を立てることなどはできず、本業の傍らで趣味でバンドをやってる人々を、演劇人にも引っ掛けて自虐的皮肉を込めつつ。
    辞める辞めない、何をしたいのか何を目指したいのか、趣味でやってたって食えなくたっていいじゃないかと、続けることへの肯定へ導く。
    中堅さん以降の世代の公演で、ちょいちょい見かけるテーマを。
    ベテランさんの安定感のあるお芝居で、面白楽しく観させていただきました。

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