満足度★★★★
新たな楽しみが!
先日、縁あって『花喰』観劇。
Lauraさんの舞台は初観劇でしたが、とにかく本と演出の巧みさに圧倒されました。
そしてその意図をしっかり理解して演じるキャスト陣の素晴らしさ…
Mono-Musicaさんと共に、繰り返し観たい舞台が増えました!
…個人的には、ピアノ奏者の技巧に惚れました…
満足度★★★★★
終演後も広がる世界
雪臣は崇高な小説家であった、これが私の一番の感想です。
劇中には、白無垢姿の花嫁が二人出てきたと記憶しています。
劇中で何度も使われていた花嫁人形の歌詞にも、人間の花嫁、そしてあねさんごっこの花嫁人形が出てくる。
劇中に出てきた二人の花嫁は、一人は雪臣の許嫁、そしてもう一人は、生きた人ではない、血の通っていない、雪臣が自分の作品に投影した理想の女性だったのかなと。
雪臣は女性としては許嫁を愛せなかった、彼がもっとも愛したものは小説であった。でも、それが結果として許嫁を死に追いやってしまったから、常にその自分の罪(と彼自身が感じている)の幻影に追われているように見えました。
そんな時に彼の前に現れた真朱。美しく、真っ白なその姿に、雪臣は自分が投影した小説の女性を重ねていた・・・
いえ、真朱も、真宵廓での時間も、全てが雪臣の理想が見せた幻だったのではと思うほど、彼は実は何かに追われて逃げていたのではなく、何かを求め、追い続け、小説家としての自分を全うするために旅立った、というのが私なりの解釈です。
何度も観てほしいとメンバーの方々がおっしゃっていたのが本当に頷ける、一度では足りない、何度でも浸りたい、今回もまた、忘れられない時間になりました。
一つ一つのシーンを思い出し、登場人物一人一人が、本当はどういう人だったのか、どういう道を通ってきたのか…どこまでも想像は広がります。
荘厳なオーケストラではなく、ピアノ一つでこの世界を作り出せるのは本当に凄いことだと思います。
素晴らしい曲と脚本、出演者、その相乗効果で生まれる作品が、これからも楽しみで楽しみ楽しみで仕方ありません。
それを今以上に応援させていただきたいです。
お一人お一人への感想はネタバレBOXに書かせていただきます。
満足度★★★★★
幽玄美
念願初ラウラ!遂に生で観れました。
期待以上でした!!!
コレは本当に観なきゃあかん!やつです。
モノムジカ初見で感じた感覚と同じものが!
幕開け数秒で稲妻に打たれました。
う!こ、これは!スッゴイやつや~!期待できるーーと。
キャストさん、内容、音楽、衣装メイク等、何もかもが完璧にド好みでした。
濃密さ何層にも折り重なって・・ミルフィーユのよう。
ヤマケイワールドの魔法は本当に言葉にできないもの凄さがありますね!またさらにそれを更新しました。
見方が引きすぎかもしれませんが、台詞が自我の代弁に聞こえたり・・
思念の中のやりとりというか、ある意味、己との対話?的というか・・
ひっくるめ、全ては大いなる己の中に内在すること、起こっていること、という感覚が閃きのように押し寄せてきました。
意味不明ですみません笑
そして、やっぱり光、根底にしっかり仕込まれた光の玉。
表面上は悲惨さ、ドロドロ面であっても、ヤマケイさんの描く世界の根っこにそれを感じて止みません。
その玉の発露が、素敵なキャストの皆様による演技、歌、ダンス、空気感で伝わってきては心震えます。
プリズムのように、見え方、感じ方が、コンディションや経験により様々変化するというのも醍醐味。
観る度進化し続ける皆様、貫禄も一段と!
素晴らしかった・・・・
しばらくまた余韻にやられる日々になるでしょう。
アフタートーク カオス会もサイコーでした!!!
めちゃくちゃ笑いました。
わたくし自身カオス会会員タイプのため、ごく自然に流れに乗れました(笑)
千穐楽まで無事に駆け抜けられますように・・★