満足度★★
和風ファンタジー
前作がとても素晴らしい出来だったのと、同劇団の『HIDEYOSHI』で織田信長役を演じていた杉山さんが出演されるということで観に行きました。
客層の95%くらいは女子(誇張では無く)という状態でした。
前回の呪解伝と基本設定は同じですが、登場人物含め全く別のお話になっていました。
和風ファンタジー+コメディ+アクション劇といった感じですね。
舞台セットはシンプルでしたが衣装は雰囲気が出ていてとても良かったです。
個人的に一番気になったのは同時進行の場面が多すぎること。
賢者たちの個人行動が長々と続き各場面を何度も往き来するため、
殺陣のシーンも細切れでテンポが悪く感じました。
作品のキーワードの一つでもある「呪い」もあまり活かされていなかったと思います。
きちんと意義があったのは日光を浴びられない(浴びたらどうなるの?)呪いくらいかな。
雷の術で復活、のくだりがとても良かった。
他の4人の呪いは必然性がほとんど無いです。2人はネタ呪いでしたし(^^;)
杉山さんは相変わらずとても存在感のある演技をされていて非常に良かったです。
ただ、出番が・・・あれ、投げっぱなしですよね(^^;)
正直、この内容、会場でチケット代4500~5000円は高いかなと感じました。
好みの役者さんが居る人であれば満足できるかも。