EgHOST第9回公演
板橋ビューネ2015参加作品
実演鑑賞
サブテレニアン(東京都)
2015/10/12 (月) ~ 2015/10/13 (火) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://itabashi-buhne.jimdo.com/
期間 | 2015/10/12 (月) ~ 2015/10/13 (火) |
---|---|
劇場 | サブテレニアン |
出演 | 木内コギト(\かむがふ/)、安藤陽佳、おきなお子(えんがわカンパニー)、齋藤誠、長廣佳奈 |
脚本 | 西荻小虎 |
演出 | 西荻小虎 |
料金(1枚あたり) |
2,500円 ~ 2,500円 【発売日】2015/09/07 【チケット取り扱い(板橋ビューネ実行委員会)】 itabashi.buhne@gmail.comに「チケット予約EgHOST扱い」と件名を題し、 「ご予約者名」「電話番号」「観劇日時」をご記入の上、メールをご送信ください。 また、開催期間中の全公演観劇チケットも販売しています。詳しくは板橋ビューネ公式サイトをご覧ください。 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | ●板橋ビューネ Cプログラム 10月12日 20時開演 10月13日 15時開演/20時開演 |
説明 | 【あらすじ】EgHOST第8回公演「into the shadow」を大幅にリメイクしての再演作! 病院で働く、美歌・除羽・色鳥。それぞれの運命が交差するとき事件が起きる。 【演出ノートより】 ①我々EgHOSTは古典演劇祭となる[板橋ビューネ2015]へ「戦場のピクニック」で有名なフェルナンド・アラバール作品を題材に挑むこととなった。 まず私が注目せざるを得なかったのは会場となる劇場[サブテレニアン]の名前と、それに相反する[古典]というテーマであった。この奇妙ないびつさが、私にアラバール作品を選択させたのである。 アラバールの父はスペインの陸軍中尉で、軍部のクーデターに参加することを拒んだため官憲に逮捕されたまま行方不明になったそうだ。そしてのちに彼自身も、政権への反逆罪で投獄されている。さぞや不条理を感じたことだろう。「奴らは花に手錠をかけた」という脚本を書き上げるほどに。 さて、では我々は、[地下街の人々]という名の劇場で[伝統的な古典]を演ろうとする[祭り]にいかにして挑むべきなのか。どのようにして違和感に相対するべきなのか。それ自体が問題であるように思えてならない。ただ単純に作品を作り出展する、そんな演劇でいいはずがない。 私は一つの挑戦をした。それは[古典演劇祭]において題材を[古典]として扱わないことである。しかしそれは最も古典的なデペイズマンであり、アラバールが戯曲上行った代表的な異化効果のそれである。作品創作の前段階で行うデペイズマン。この[演劇祭]にある違和感に向き合うにはこれしかないと確信した。おそらく道理的に受け入れがたく困難を極めるであろうが、それが規定により赦されている今祭でこそやる価値があるのだ。 ②ある社会システムが、歴史が、終わり始まる時、価値観は混沌に呑み込まれる。その最中もっとも重要な信ずべきものとは、己の魂の叫びではないだろうか。思想や身体を剥ぎ取られた場合の感覚、直観ともいえるもの。 古今東西書かれる戯曲の〈それ〉とは何だろうか。戯曲の根幹、古典とは何か…。 戯曲の魂を、劇作家の魂をサルベージすることは不可能だ。ならば創ろう。そう、我々が創作するものは古典でも新作でもない、劇作家の魂の叫びだ。 そして、いま我々の魂を地上に縛り付け、ゆえに地球上で自由を与えてくれている、[重力] そんな宿命的な力が、時の荒波に負けない古典戯曲には、劇作家の想いには存在している。 ③とはいえ、演劇は[俳優]と[観客]で成り立つことを忘れてはならない。戯曲の芯・劇作家たちの人生・歴史を抽出しつつ、祝祭としてのシンプルな娯楽性を両立させたい。 二律背反する内面を包み、統合しているように見せる[皮膚] 我々にとっては[演劇]であるが、その究極の姿が見たい。 これらは一般的な価値観からは逸脱するのかもしれないが、そういう[挑戦の仕方(ピクニック)]が赦される[戦場]であることを[祈る] 現代は多様で寛容だが、表現とはもっと不自由でよいのかもしれないと私は時折想う。しかし、[花に手錠]はかけたくないものだ。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 【演出助手】尾高 彰一郎 |
病院で働く、美歌・除羽・色鳥。それぞれの運命が交差するとき事件が起きる。
【演出ノートより】
①我々EgHOSTは古典演劇祭となる[板橋ビューネ2015]へ「戦場のピクニック」で有名な...
もっと読む