眠れる森の美女 公演情報 眠れる森の美女」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-1件 / 1件中
  • 満足度★★★★

    別役実「眠れる森の美女」観劇
    別役実さんの「眠れる森の美女」を観劇。
    劇団ふぉるむさんの役者さんの熱演で、不条理さを満喫しながら、結構楽しく観劇出来ました。

    サラリーマンの男は、未だ見たことのない婚約者の見舞いに病院に訪れるが…。
    母から知らされた部屋番号には「誰もいない。別の部屋の間違いだ」と、待合室で待たされることに…。
    そこに、入院患者か、医者か、看護婦か、よく分からぬ人たちが現れ、狼が吠えるとき、誰もいない部屋の扉が開かれようとする…。

    何のために「眠れる森の美女」は目を覚ますのか…。
    なかなかショッキングな結末でした。
    面白かったです♪

    ネタバレBOX

    誰もいない部屋の扉が開かれたとき…。

    サラリーマンの男が王子として、誰も居ない筈の病室で眠っている美女に、お見舞いの品を手渡すと、美女が目を覚まし、ハッピーエンド♪
    とはいかなかった…。

    魔女の魔法で、針に刺されて噴出した血!
    血の噴出を止めるべく、美女を眠りにつかせた妖精!

    しかし美女の体内には、ほんの少しの血しか残っていなかった。
    美女が眠りから覚めたとたん、その血も流れ落ち、美女は死んでしまう。
    入院患者や医者や看護婦となっていた父・母・従者・妖精に見守られながら…。

    こうなることは分かっていた!
    死ぬことは分かっていたが…、この先、未来永劫、眠り続けるよりは死を…。

    目覚めさせた男は、気がつけば病院の外…。
    そして、この病院は早々に取り壊され、二度と訪れることが出来ないと知らされる。

このページのQRコードです。

拡大