Lobby 公演情報 Lobby」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★★

    圧倒的なパフォーマンス、演技、映像、演出、素晴らしく♪…『うる星4』を思い出しました。
    父が残したビルと共に歩み、黄昏を迎えた老婆…。
    「このビルは私そのもの…」
    そしてこのビルを内覧しにきた不動産会社の社員は、ビルの各階で時空を超えたドラマを目の当たりにする♪
    ビルに刻まれた記憶…。

    『うる星やつら4』の友引町の記憶を思い出しました。

    圧倒的なパフォーマンスと映像、そして若い役者さん達の熱演、素晴らしかった!!
    特に東洋さんや石井さんなど学生演劇でよく拝見した役者さんが良かった。
    そして今回、石井さんは華が有りました。
    バイクのシーン良かったです。

    また今回の公演会場がビルの地下に作られた特設会場。
    物語にリンクする会場の雰囲気、そして奥行きを使った光と陰、映像、変幻自在なエレベータの舞台セット、全てが醸し出す雰囲気が良かった♪

    ネタバレBOX

    父が残したビルと共に歩み、黄昏を迎えた老婆…。
    「このビルは私そのもの…」
    そしてこのビルを内覧しにきた不動産会社の社員は、ビルの各階で時空を超えたドラマを目の当たりにする♪
    そう、それはビルに刻まれた老婆の記憶…。

    『うる星やつら4』の友引町の記憶を思い出しました。

    ビルの各階の記憶…。
    1F Lobby は現在。
    階が高い程、過去の、若い時の老婆の記憶。

    父との死別、許嫁の戦死で、寂しさに打ちひしがれる女の子の記憶。
    何にも興味が持てず、悶々と暮らしていた女子大生と成年との出会いの記憶。
    就職することを後押しされ、教鞭を執り、学生を叱咤激励し、そして再びこのビルのオーナーとして帰ってきった女性教師の記憶。
    そして黄昏を迎えた現在の老婆…。

    地下には未来が…。
    死を迎えようとする老婆の横には、あの時の青年が…。
    そして知らされる父の死の真相、全てを受け入れる老婆、女性教師、女子大生、女の子。

    圧倒的なパフォーマンスと映像、そして若い役者さん達の熱演、素晴らしかった!!
    特に東洋さんや石井さんなど学生演劇でよく拝見した役者さんが良かった。
    そして今回、石井さんは華が有りました。
    バイクのシーン良かったです。

    また今回の公演会場がビルの地下に作られた特設会場。
    物語にリンクする会場の雰囲気、そして奥行きを使った光と陰、映像、変幻自在なエレベータの舞台セット、全てが醸し出す雰囲気が良かった♪

    追伸、ただ『うる星4』よろしく、少し物語が直接的でなく、分かりづらいかもしれませんが、他の方のコメントよろしく、感じるだけでも価値のある公演でした(ストーリーも十分楽しめましたけど…)。
  • 満足度★★★★★

    時代に翻弄されたビルと女性の物語
    Lobbyの舞台は黄昏時の光が差し込むビル内で佇む老婆の後ろ姿から始まる。1929年に貿易会社の社長だった父親がこのビルが完成させたと同じ頃この女性も生を受け、生涯をこのビルと共に過ごしてきた。今まで何者の侵入も許さず、オーナーとしてビルの中で閉じこもって暮らしてきた彼女だったが、人生も黄昏時に差し掛かった今とうとうビル管理会社に所有権を売却することを決意し管理会社社員をビル内に招きいれる。招かれた社員達はさっそく見学しようとエレベーターで上階を見て回るのだが、どの階にも老婆と同じ名前の女性がいる。しかも、階を上がる程に、その女性は若く、幼くなっていくのだ。
    「このビルは、私そのもの。」

    ネタバレBOX

    1929年から現代に至るまでの動乱の時代を、老婆はビルと共に生き抜いてきた。このさびれたビルが、老婆の身体そのものを表象しているのである。そのビルを明け渡し別の人間を招き入れることは人生の終わりを受け入れることを意味するだろう。しかし、過去と向き合うことができた彼女はおだやかな顔でこう言う。
    「ようこそ、私のロビーへ。」
    面白いことに、この公演は実際のビルの地下、つまり老婆にとっての「未来の世界」を特設舞台としている。(戦争によって心に傷を負った老婆にとっては、安保法の成立する時代が未来になるとは皮肉な話だ。)観客たちはこの「未来の世界」から、舞台上で繰り広げられるタイム・トラベルを経験する格好になる。

    地上の世界から離れて地下に足を踏み入れれば、そこはまさに非日常の空間。その場所ならではの奥行きを利用した舞台美術や、単語の繰り返し・不可思議なリズムの音楽、さらにモダンダンスを取り入れ、目でも耳でも楽しめるおしゃれな作品。とってもお勧めです。
  • 満足度★★★★★

    理解しようとするな、感じろ!
    「理解しようとするな、感じろ」そんなメッセージを脚本・演出家から受け取ったような気がしています。リズム・映像・パフォーマンス、これらを駆使したパートは他の劇団では味わえないのでは?奥行きのある舞台、役者のしゃべっている場所を考慮した緻密な音響はきっと計算ずくでしょう。脚本・演出だけではありません、出演者の力量も確かです。観客席が狭いのが難点ですが、この公演お勧めです。

  • 満足度★★★★

    初VOGA♪♪
    とにかくパフォーマンスが圧巻!!凄すぎてお話しが分からなくなって行ったけど、それすら気にならない圧倒的な演出でした☆★セリフがリズムとなって、オノマトペと一緒に奏でる、まるでミュージカルのような世界観に圧倒されました!照明と音響が綺麗で、素晴らしい舞台を彩ってました♪個人的に好きな渡辺綾子さんもキラキラに輝いてましたね☆★

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