エゲツナイト♡ 公演情報 エゲツナイト♡」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    オチ以外はOK
    スピード感ある内容で
    ひと息もつけない面白さ。

    ネタバレBOX


    夢落ちはないでしょうwww

    どっちにもとれたけどどうやら、全部が東大生の夢というオチらしいのですが
    私は東大生の夢をフリーターが見ているのほうで解釈しました。
  • 満足度★★★★

    田口
    面白い。85分。

    ネタバレBOX

    セイジ(久保雄司)…三樹雄と海生から絶大な尊敬を集めるバイト。夢の中で妖精と出会い、現実でダンボールを無意識に作りつづけ、皆を一つみまとめた。
    三樹雄(大西聖志)…セイジからNo2と言われる男。セイジを尊敬するも、将来を考え公務員を目指すためバイトを辞めると切り出し、セイジと対決する。
    海生(平山智規)…笑いが止まらなくなるクセを持つ男。田口の才能に嫉妬する。
    田口(柴田順平)…一週間前に入ったバイト。10秒の壁をやすやす越える。セイジらのノリとか考えについてけないと愚痴をこぼす。
    今井(折原啓太)…社員。セイジらバイトを見下している。パチスロにハマってる。

    ダンボールを箱にしては壊すという意味のないようなバイト現場。三樹雄とセイジの対決や、今井との確執、セイジの夢、そして異様な一体感で幕と思いきや、実は東大の受かったセイジの夢だったという話。
    負け犬同士傷の舐めあいしている高齢バイトを美化するような夢を東大生が夢に見るという皮肉な展開。意外性は低いけどらしいオチかなと。

    しょーもないことをカッコよく魅せる舞台は、相変わらず面白い。ダサカッコイイ。セリフのツボもいい感じ。登場人物はあんま動かないけど、話はけっこう動きがあって飽きさせないのがいい。

    妖精から田口の裸エプロンのくだりは、とてもウケた。いい塩梅だった。
  • 満足度★★★★★

    ゴアゴアの原点◎
    まさにゴアゴアの「面白さ」のすべてがつまった傑作だった。『さらば演劇界』からずっとゴアゴアの舞台を観ているけど、今回の作品が一番好きかな。上演時間:80分

    ネタバレBOX

    ダンボール作りもっと上手く出来たほうが良いかな。
  • 満足度★★★★

    棒立ちヘタウマ
    健在

    ネタバレBOX

    始まるまでの時間、ピラミッド型に八段に積まれた段ボール箱の山を見ながら組体操のピラミッドの負荷計算をしていました。暗算が苦手なので行き着きませんでしたが、十段ともなるとその重さは大変だと思います。

    段ボール箱を組み立て、また元に戻すバイトの主となったフリーター男が、公務員試験を受けたいと言う他のフリーターの将来を束縛し、自らの正社員への道も拒絶するという、段ボール道を極めた男の話とは言えこの生き様をどう評価したら良いのかと頭を抱えていると、夢オチで、さらには何ともえげつない夢を見たという東大に合格した男の究極の夢オチで終わりました。

    段ボールを組み立てて壊すことが舞台美術を組んでばらす作業に見え、正社員にならずフリーターにこだわり続けることが役者だけで食っていけないのに役者にこだわり続ける人に見えました。

    道を極めると妖精が見えるというのは『さらば演劇界』と同じ、夢オチ部分も同じでしたが、『エゲツナイト♡』の初演の方が先でした。『さらば演劇界』がゴアゴア初経験で感動した私ですが、同じようなのを連続上演していたとは、今初めて知りましたが少し寂しい気持ちです。
  • 満足度★★★★★

    ダンボール
    チラシを見たときからダンボールとの友情?(笑)って笑えてたんだけど、やっぱりずっと笑いっぱなしでした。独特なテンポとシュールな笑いがホント面白い。個人的には当日パンフの西山さんの挨拶文がいつも楽しみです。観劇前にまずそこで笑う。文章のセンスなんだろうなぁ。半券を持って行けば11月の本公演が300円割引になるとの事なので半券を大事にとっておかなくては。

  • 満足度★★★★★

    段ボールに羽がはえて見える人必見
    一瞬、あ、これ観たかな・・と思ったけど多分観てない。
    自分が観始めたのはゴアゴアがこの初演の次に王子に来てからだ・・と思う。
    でも、初めて見た気がしない。
    別に貶してるんじゃなくほめ言葉で(笑

    この舞台が何を言いたいのか、多分小劇場好きなら小学生でも分かる。
    笑って笑って、そのうちなんか心が泣けてくる(苦笑
    カステラが甘い並に端から端まで笑える話なのにね~(分かりにくい喩えでスミマソン
    ホント、えげつない(苦笑

    小劇場で10年も20年も舞台を作り続ける人って何を作ろうとしている人たちなのかね?
    蜷川幸雄みたく一大芸術でも、あるいは仏像でも彫ろうっていう気構えなのかね?

    ・・意外とそんな人は少数派で、世間一般の人からすると「このダンボールに羽が生えて見えます!」なんて言うとおいおい正気かよ、そんな紙製品ごとき俺のレキサスで轢いちゃうぞ、みたく光り輝くガソリンを消費する内燃マシンに比べれば重きを置かれないのが普通、な物体に価値を見出しちゃう不幸な人たちの集団だと思う。もちろん観客も(苦笑

    ようは横から見てると、「その頬ずりしながら作り上げてるモノ、段ボールですよ、見えてないかもしれないけれど」「何をおっしゃる、この羽、見えませんか?」「・・は?」な夢見がち。

    でも、こんなに不毛なものなのにいざ観てみれば、別にツイッターに書くまでもなく世間が一目置く芸術作品を我先にチケットを争って手に入れて観に行くより・・なんて幸せな人生・時間!・・なんだね(嗚呼(笑

    そんな「どうかしちゃった奴ら≒作り手」の、救いようのないしょっぱい話がこれでもか!と・・・でも観てて思うんだけど、これって真実だ(今作のBL的要素を除く←一応期待を煽っておく(笑

    自分自身で考えた時、自分がなんで小劇場の舞台を観に行くのか・・・ってそれって、「俺、蜷川の若いときの舞台観たんだ」みたいな自慢をするためじゃない。そんなんじゃ続かない。余程人に自慢したがりのヒマ人でもない限り。

    たぶん「才能のカケラも無いのになんで俺は続けるんだ!」って自問しながら舞台に立つ人間が心の底から叫ぶ(howl)、自分で自分のことを笑いながら、そんなイカれたロマンチシズムの観測者であることにカタルシスを覚えるようになってしまったからなんだろうな(苦笑

    でも、才能っていったい何なんだ・・自分にはわからない。
    諦める早さのことを言うのか?
    でもただ一つ言えることは、少なくとも舞台の上にある限り、慧眼がきらめく一瞬よりかは、くすんだ名も無い人生の方が自分の目には遥かにロマンチックに見える(ことが多い)ということだ。
    あるいはそこにそのように配置する勇気のことをこそ才能というのかもしれない。美しさを美しさのまま提示する芸術家が二流であるように♨

このページのQRコードです。

拡大