流星降る夜に 公演情報 流星降る夜に」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
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  • 満足度★★★

    なるほどね。
    "死"との向かい合い、"家族"・"友人"との向かい合い、オーソドックスなストーリーだけど、幾度も演じられるのは、それなりの理由が有るんだね。

    後から知ったんだけど、この作品は原作戯曲があって、これまでも色んなところで上演されていたようで…
    個人的には、ここで終わっても全然OK、というタイミングもあったので。

    そう、
    夏色プリズム「シロツメの咲く後に」以来、久しぶりに關根くんに会えました。あれ以来、幾度もお誘いを頂いていたので。。。元気そうでなにより!

    ネタバレBOX

    いろいろあって演者さん変更があったそうですが、代役に立たれた谷口健太郎さん。代役であることを微塵も感じさせない、素晴らしいStageでした。
  • 満足度★★★★

    普遍的な物語
    美人の二の腕にもBCGの痕あるんだなぁ。

    という戯言は置いといて、客入れBGMがメタルメドレーだったところから好印象。

    まず「星空のきれいな田舎の村」以外、時代設定を明確にしない普遍性が◎。スマホはおろかけーたいもテレビもラジオも出てこない、夏祭があるってだけで日本かどうかもわからない。1995年に上演されても2030年に上演されても違和感ない、その意味がある作品。
    (「電車」は「よく遅れる」世界?)

    でもそこは演出・演技の古臭さと紙一重というか表裏一体でもあって、演劇とはこういうものだ、みたいな、舞台で演技そのものを見せることへの拘泥からはそろそろ抜け出てもいいんじゃないでしょうか。
    役者さんの巧拙はあるけどそれを目立たせないような上手さもありました。ひとつだけ、大きな声を出すシーンが多いのですが、この「大きな声」がワンパターンというか一種類しかなくてうるさく感じることがありました。

    あとよかったのが照明。
    光が鋭く硬い印象を受けるLEDが多用される傾向にあるなかで、旧来の機材を用いた柔らかい光が作品にマッチしていたと思います。

    もうひとつ、劇場のイスが快適で舞台に集中できた。これ非常に重要。
    視点から舞台が少し高めなのでそれなりに死角もありましたが。

    当日パンフがちょっと雑かな。。。
    指定席4,300円、自由席4,000円という価格設定も謎。電車か。
    指定は列だけで好きなとこに座れるのはよかった。

    ネタバレBOX

    そうだよなぁ、人は急に死ぬんだよ。
    「死に直面した人がやりたいこと」というのは本当に普遍的かつストレートな題材だと思う。
    自分が死ぬとしたらどれくらい前に知らせてくれたら何をやりたいだろう。むしろ何もできなくても突然の方が幸せなのか。

    物語そのものについて。
    もうちょっと奥行きを増す余地がありそう。
    メインの姉弟が、母がどんな人なのか、感情移入しやすいようにもう少し丁寧に背景を描いてくれてもよかったかなと。
    たとえば野球のくだりを広げてみるとか。(野球少年(トシヤ?)は体格のみならずボールの扱い方とか本物っぽくてとてもよかった)
    あるいは「星送りの儀」の歴史なんかももうちょっと説明があってもよかったかなぁ。ああいうの、いわゆる演劇的な記号表現なんでしょうか。
    1時間50分という比較的コンパクトなランタイムも過不足なくていいところなんだけど、そこをあえて延ばしてでも。

    パニー役の本間理紗さん(今回フルネームで書く必要があるのだ)
    自我や感情を持たない、といった感じのクールな役。劇中一度も笑顔を見せない。「行くわよ」などの言い方が戦隊ものの敵組織幹部みたいでかっこよかった。故・曽我町子さんみたいな位置ねらえるね。ドジっ娘の相方キロットが何かやらかしたときのお姉さんっぽい感じ+ちょっとだけオロオロするギャップ萌え、ってやつですかこれは。

    最後まで余談ですが幸太のカエルTシャツ、同じの持ってまーす。

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