三十と十五の私 公演情報 三十と十五の私」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★★

    友達
    友達の在り方!?というか、友達との距離感やら、そんなところを強く感じました。15からみたら30は倍なのだけれど、思い描いたようにはなれていないが、確実に成長はしているわけで、もどかしさやらいろんな思いもあじあわせてもらいました。時代が交錯する進行、少しずつ明らかになる関係性など、飽きることなく観れて面白かったです!

    ネタバレBOX

    15の時の大きな決断、別の選択をしていたら!?のシーンが挿入されていたのも良かったです!
  • 満足度★★★★★

    今と15年前の交差
    とてもよかったです。15歳の自分が想像していたより、30歳の自分は大人になりきれず、未熟な人生を送っていた。そのギャップを今と昔、同時に進行させながら徐々に浮き彫りにしていく。俳優さんも15年前と現在、それぞれ良い人選だと思いました。

    ネタバレBOX

    キャストが持っている携帯電話、15年前と今とでそれぞれ合わせていて(15年前はPHS、現在はスマホ)、時間軸を知る鍵となっています。
    ただし、主人公が持っている電話機はスマホで、現在と今が入り交じっているシーンだとちょっと違和感が。もったいない。ガラケーで良かったのではないか。
  • 満足度★★★★

    時間軸の交錯が面白かったです
    日常の中でのザラッとしたお話といいましょうか。
    ギザギザとまではいきません(笑)
    脚本、演出、演技ともしっかりしており、初見でしたが、また観てみたくなりました。

  • 満足度★★★★

    とても良かった。必見です
    多分、内容的にはタイトルが全てを物語っているんだと思います。

    15歳と30歳の入れ替わりや、台詞と台詞の間の緊張感。
    脚本、演出ともに凄かった。

    これから観にいく方。目当ての俳優さんの顔を間近に見たい方は別ですけど、個人的には、場内入って右側の一番後ろの通路側がベストの席だと思います。

  • 満足度★★★★

    内面交錯
    とにかく、主役が良かった。
    ファンになりました。

    主人公の心の中で15歳の出来事を軸に、30歳の現在に至る上での心の揺れが良く表現されていました。
    揺れつづける内面の不確かさが見て取れます。
    劇進行にその揺れが効果的な方法論で表現されている。
    女性に限らずひとはこんな揺れを内面に持ちながら生きている。
    この事に共感しました。
    初めて観る劇団でしたが、これからも注目です。

  • 満足度★★★★

    ついつい
    自分と置き換えて観てしまいます。30と15のストーリが同時に進行するので見やすかったです。

  • 満足度★★★★

    深奥にある優しさ
    タイトルとおりの30歳と15歳の私が、時を交差させその年齢の心情を女性という視点でしっかり観せてくれる秀作。自由奔放で夢見る15歳の少女、焦燥・苛立つ感情があらわになる30歳女性。それまでの15年間の経過を語ることなく、思春期と自立期が鮮明に観える時期の対比である。そして15歳のある事をきっかけに物語は進展する。

    ネタバレBOX

    主人公・エナ(薩川朋子サン)は15歳で妊娠、その処置をめぐる女友達の言動。また、その事実を知った彼氏・時夫の態度・行動が表層的に描かれる。女友達は親身のようで、他人事のようである。彼氏は中絶前提の行動。現実的なものの考え方なのだろうか。
    時を経て、30歳のエナ。会社をクビになり実家に帰ってきているところに同窓会の案内が...。過去の出来事と現在の心境が混じり苛立つ。髪の毛を掻き毟る、物(ダンボール)を投げる、椅子を蹴るなど、その激しい行為(表現)に胸が痛む。友達関係も上辺だけなのか、あまり会いたくないと思う気持ちも垣間見える。観たら感じられる表現も文章にするのが難しい。そんな女性の心の内を描くのは上手いなぁ。
    人生に「もし、あの時に戻れたら」という思いも描く。中絶した現在の在り様、子供を生んだ人生がどうだったのか...こちらも幸せそうに描いている。15年の時を隔てた自分との邂逅、別の選択をした場合の夢想...その両方の描きはハッピーエンド。そこは作・演出の梨澤慧以子女史の優しさの現れであろう。

    テンポ良く、スピード感もあり、暗転も多用せず観せることに工夫しているところが好ましい。一方、その流れるように観えることが、インパクトある出来事の割りには印象が薄い。やはり登場人物が皆善人なんだろうか。30歳という若さに少し翳りの見えた年齢...15歳の時からすれば30歳女性は大人だと...しかし、そこには未経験という錯覚がある。これはこの先40歳、50歳も同様かも。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    スピード感あるストーリー展開
    30歳、現在のストーリーと15歳の時のストーリーが、時に交差して進行する舞台で、ややもするとどちらかの説明が強くなりがちですが、スピード感あるストーリー展開で、最後まで楽しめました。また、主人公エナの心境が徐々に明らかになっていき、その心情変化にものめり込むことが出来る良い舞台だと思います。

    ネタバレBOX

    終盤、中絶手術を受けるシーンで手術台が如何にも安っぽく、なにもそのままの表現をしなくても良かったのになぁと、少し残念です。暗闇と(手術室の扉の)音と、あと瞬間の白衣Dr.があるだけで、事足りていたのでは?なんて感じました。

このページのQRコードです。

拡大