WORKING 公演情報 WORKING」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★★

    新鮮な感動
    1970年代のアメリカにおける労働事情をドキュメンタリー風に描いた秀作。その描き方は労働者へのインタビューで集めた「声」を役者が答えるかたちで語る。その切り取り方...舞台は上・下手に衣装ハンガーが並び、職業によって舞台袖で着替える。舞台奥一面に幾何学模様かと思ったが、暗転・照明照射でその縁取りに電球が照らし出されるのが街の夜景、それも高層ビルが逆さまに見える。舞台前方(客席側)には幅10cm程の板が上下・左右に不規則に動き、額縁またはモニターのような枠を作る。その大きさはレンズのズームのように遠近の大きさに変化する。そこに人物の顔、上半身、全身など場面によって切取(枠)の大きさが違う。そして その枠にも照明が...クローズアップした中で語られる働く者の「生きがい・夢」「立場・見栄」「不安・恐怖」など、働くという行為は単に財貨を得るのではなく、そこには人間の営みのすべてがある。それ故、その言葉に重みがあり、観客の心に響くのだと思う。

    この素晴らしい公演が無料ということにも驚いた。

  • 満足度★★★★

    ドキュメンタリー・ノベル「Working〜人々の毎日とその心情」・・・・
    この本持ってましたわ(^^;)

    う~んミュージカル化♪
    よく出来ておりました=舞台セットのギミックが結構好みでした!

    開演時間も守られており
    開演前の舞台の動きもユニークで楽しめた1時間40分

    ネタバレBOX

    舞台いっぱいの横長の幅30cmぐらいのバーと左右の同じようなバーを自在に舞台上で動かすことによって漫画の枠線のように舞台上の登場人物にピンライト+して引き立たせる効果が凄い印象的でもあり。最初しか利用しないのが残念であったバーにテキストを表示させる字幕方式もユニークでありました。舞台の左右は鉄パイプ組みの衣装小屋風であり天井部分には摩天楼の開き割りを逆さにしてライトや円盤=ギア?の回転ギミックを用いた面白いセットでした。
    開演の10分前位から時間のカウントダウンと出演者たちによる発声練習などがあり開演時間も守られておりました(^^)

    基本はインタビューなので、個人の思想・考え方をユニークに述べてゆくので。少々アキが来て軽い眠気が起きたので星は満点ではなくなったんです。

    でも6人の役者さんが各登場人物に着替えなどを行いつつ舞台上で熱く語る人生=仕事の主張は胸に響きました!

    これ無料公演・・って凄いなぁと感心しきりっす!

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