壊れかけの恋唄 公演情報 壊れかけの恋唄」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-3件 / 3件中
  • 最低
    4500円で学芸会を見てきました。

    主役の人、歌を歌うなら練習しましょう(笑)

  • 満足度★★★★

    2001年
    壊れかけの恋唄、千秋楽観劇。涙腺刺激されまくりの100分でした。大切なものってどうやって守ったらいいんだろうね。
    個人的に意識して見に行ったのが、6Cの栗生ちゃん、ボクラ団義オッキーさん、りんりんさん。あと作演出が久保田さんだから。
    ヤンキーのおっきーとヤンキーのりんりん、アクションがかっこよかったです。
    他にも、知ってる役者さん多かったし、キャラが立っていて楽しい作品でした。
    みんないい仕事してましたね。好きだなぁ。

    栗生ちゃんは、ここぞってところも、些細なところも泣かせにくるから、ずるいよね。
    劇中で歌・演奏があることは、才川さんと栗生ちゃんの魅せ方として、私は好きです。
    オッキーさんは、もう貫禄のリーダーだった。有無言わさない。だけど、背中では悲しんだり、後悔したりしてた。
    りんりんさんは、かっこよくてカッコ悪くて、芯がブレることまでもしっかり見せてた。

    個人的にダークホースだったのが、渡辺克己さん(パパ/議員)。ロストマンブルースの時も素敵で、でも名前では気付かなくて、舞台出てきて、あれ?ってなった。今回も悩ましくて深い役だったけれど好演してました。スーツのジャケット脱いでベストになった時がビジュアル的に最強。

    ”観たい!”のコメントで
    >2001年にまさに高校生だった世代の、久保田さんの作演で、
    >2001年にまさに高校生だった世代の、沖野さんが演じる。
    と書いたのだけれど、2001年って、そういう意味(伏線)があったのか、と少々驚き。
    久保田さんの中でも大きかったのかな。

  • 満足度★★

    プロデューサー、作/演出は「何」を観せたかったのか(??)
    タイトルおよび出演者陣に、
    「歌」と「演奏(ピアノその他)」が得意な人達がいたので
    演奏が芝居に絡んでくる事を期待していたけれど…

    2000年台、不良やらカラーギャングやらが
    徒党を組んで勢力争いをしていた頃、
    懐かしくもある時代なのにその「懐かしさ」すら感じられない。

    チャンバラ殺陣ではなくステゴロの殴り合い、
    舞台上の人数も多く最初こそ迫力を感じたが、
    その小競り合いが物語中何度も繰り返されると
    (まあ盛んに小競り合いがある事こそがリアルなのかも知れないけれど)
    はっきり言って飽きる。

    その上で、メインとなるストーリーの方が全然描ききれていない感じ。
    (多分)
    「100分の本劇中のメイン部分だけ抜き出したら10分ないのでは?」
    と思ったぐらい。


    これを観る観客が各場面で「何」を感じ取って、
    どう共感/反感するか、プロデューサーと作/演出は
    まったく考えていないのではないだろうか?

    と思ってしまうぐらいに、「何」も心の琴線に触れる事なく、
    「あっ!」と驚かせてただ終わった、という感じ。


    これだったら今は懐かしのヤンキー漫画の方が
    よっぽどバトルだけでなく起承転結しっかりしてて
    感動もオチも見事に入っていると思う。。。

    ネタバレBOX

    【思った事】
    頭に来るほどの事があった訳でもないので、
    最初☆3つ(凡作)扱いしようと思ったんですが、
    よくよく考えると
    「下手か!」と突っ込みたくなるぐらいに
    作/演出に力が入ってないひどい作品。
    (プロデューサー、作/演出はこの舞台を
    客観的に観ていて「何」を感じたのだろうか?)

    ・ 繰り返されるカラーギャングと不良学生の集団同士の乱闘。
      体捌きその他運動神経に優れる一部役者のその「動き」には
      すごさを感じたものの、本劇1本の中で繰り返されれば
      はっきりいって飽きる。

      その上、この場面以外に出番のない「モブ」が多すぎ。
      
      悪く言ってしまえば
      1.集団戦闘
      2.主人公達の物語
      3.集団戦闘
      4.主人公達の物語
      の繰り返し。芸が全くない。

    ・ 本劇100分との事だが、その中で「メインストーリー」として
      描かなければならない事がもっとあったのでは?

      せめてあと20分使って
      ・ 「クラッシャー」と呼ばれた主人公が
        「歌」を目指した理由とその気持の強さ

      ・ その友人である少女との「恋」について

      ・ ピアノ少女のピアノにかける想い

      ・ ピアノ少女の双子の兄弟の「孤独」と「仲間」に対する想い

      そういった物語としての芯をもっと太く描いて欲しかった。

      本劇ははっきりいって薄い。

      友人少女の死に「あっ!」とは驚いたものの、
      物語的にはどんな理由であれ、
      ここで「死」なんて重いものをこんな形で入れちゃうと
      後で収集つかなくなるよ?
      と観劇していて思ったぐらい。

    ・ しかも公園からカラーギャングを追い出したい、と動く主人公父達の
      行動理由が「裏金として使う偽札の隠し場所」の為、
      というなんともしまりのないオチ。

      これだと主人公は、カラーギャング、不良達、
      結局は公園のトイレを燃やした、という行動よりも
      「東京都」やその実行犯たる父達に対して怒るべきなのでは?
      と論点のズレを感じた。

    ・ そして、「歌」「ピアノ」、ちょい出ししただけで
      結局物語の本筋として何も活かされなかった。
      (ラストに1番歌って終わりとか・・・)

      もうちょっと効果的な使い方とその為に
      背景設定を描いておくべきだったのでは?

    ・ 「壊し屋(クラッシャー)」のイメージが全然描かれないので、
      フライヤーだましだなあ・・・と思ってたけど、
      最後の最後、見事な体術を使って
      クラッシャーぶりを描いたのは良かった、
      と思いつつも、
      「この程度だったら不良のボス達の方がよっぽどいい”動き”してたよ」
      という感じ。

      「壊し屋(クラッシャー)」という言葉で引っ張ったんなら、
      ありえないぐらいの破壊屋ぶりを描いて欲しかったし、
      何よりピアノ少女がその手を壊された事に
      まず怒って欲しかった。。。

    ・ 自分の中で最後まで盛り上がらなかったストーリーに
      主人公父の部下の
      「9.11で裏金全部燃えてしまいました」。
      
      はっきりいって、何の盛り上がりも感じていなかった自分からすると
      「あー!最後の最後にやっちゃったー!」(狙いすぎたのでは?)
      と思うだけでした。

    結局、物語というよりも集団同士の喧嘩物語、
    かつドロドロした気持ちが収まらない、という感じでしたね。

    自分は、「作/演出で舞台を観るのをやめよう」と
    思うに十分な作品でした。。。。

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