満足度★★★★
演劇・ミュージカルは,気がつくと,パフォーマンス志向になっていく。
タップダンスというのは,花やしきで初め見た。その後,アニーでもっと本格的なものを知る。今回は,銀座・博品館劇場にて,タップダンスをメインとするショーを拝見した。
もっとも印象に残ったのは,終わりの方で,全員が腰かけて行う演目だった。これは凄いと思った。どちらかと言えば,タップダンスは立って行うものと思っていた。しかし,楽しそうに全員で座っていながら見事に上半身を中心に動きがそろっていた。ウェーブ(波)まできれいに出来ていた。一か月ほどの練習で,参加者が全員マスターできるというのは驚きだった。
さて,ショーはいろいろな趣向があった。宝塚のパロディはたいへんおもしろかった。チアリーダー風のものもあった。大道芸人で見るような演技もあった。
演劇・ミュージカルは,気がつくと,パフォーマンス志向になっていく。だから,そのベースとなる技術をオンパレードで見せてくれたのは興味深い。