振り向けば優しい心の贈り物 公演情報 振り向けば優しい心の贈り物」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    家族愛ではあるが・・・。
    初観劇の劇団さんだが、今回は外伝公演という事で、若手の役者さん中心。
    家族愛をテーマにしたオムニバス3部作。正直かなりベタな話ばかりであったが、涙腺を緩ませている方もチラホラ見られた。
    私も好きな話ではあるが、少しいかにも的な流れ過ぎて、泣くまでは。
    (選曲もいかにもだったので。)
    オムニバスではあるが、世代の異なる組み合わせだったので、何か登場人物等で少しでも繋がりがあればとも個人的には思いました。
    お笑いの部分も盛り込んでいましたが、かなりベタで、同回を観られた小学生位の男の子には大うけでしたが(笑)

    役者さんは、技量差も感じましたが、熱演である事は伝わりました。
    女優陣の涙にはやはり弱いです。

    舞台とは別に開場に際し少し苦言を。
    満員が予想される千秋楽でしたが、自由席で入場順に奥の方から詰めてという席はいかがかと思う。確かに混雑を避ける為とは分かるが、なるべく見やすい席で観たくて早く来ている意味がない。また、これも徹底しているならまだ良いが、途中(開場10分後位か?)からその縛りも無くなっており、素直に従っていた初期入場の方々が残念な感じでした。




  • 満足度★★★★

    三話からなるオムニバス作品は涙なくして見れない!
    いやぁ、泣かされたなぁ・・・

    ネタバレBOX

    知人の山下明起が劇団長補佐を務める劇団浪漫狂が、若手の役者による外伝『振り向けば優しい心の贈り物』という舞台を上演したので(明後日まで公演中)、参宮橋のトランスミッションまで出かけてきた。

    プログラムによると、一話はオリジナル、二話はダウンタウンの生い立ち、三話はドキュメンタリー番組をベースに作ったという、全体で100分ほどのオムニバス作品。
    より詳しく書くと、一話は父子(娘)の結婚にまつわる父の秘められた気持ちと、父への感謝の話、二話は母子(息子)の野球を中心とした貧しさ克服の話、三話は年老いた両親と、その看護を巡る子どもたち、そして老夫婦の暖かな夫婦愛の話。どれも客を泣かせるツボというものを熟知した作りで、笑いが起こる場面もあるが必ず涙が出てくる結末。いやぁ、良い作品ですよ、三話とも。その中核には、親への思いと「ありがとう」という言葉が存在している。
    泣かせるツボをいかに演じていくか、若手役者に突きつけた演出・作の劇団長・中村隆天の思いは、満点とは行かないものの及第点はクリアしたのではないだろうか。
    特に、一話と三話の伴優香(特に目の表情)、二話の宮島歩の演技は秀逸。男優陣では、J田平、工藤謙太朗、久住翠希が頑張っていた。(工藤は以前別の劇団の公演で観たような役者だったが、気のせいかな・・)。

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