満足度★★★★★
オイスターズ『劇玉Ⅲ』
オイスターズ「劇玉Ⅲ」、両作品とも、無駄に脱線してダラダラ流れているようで、観客の頼りない興味の手綱を引く起伏はあるし、伏線を活かしてちゃんとw収拾がつく。『物知り野郎』は光佑さん、『お蔵入り』はゆあささんの演技が、巧みかつ唯一無二で好き。
オイスターズ「劇玉Ⅲ」、久々かつ四度目(AAF×2、俳優館)の舞台化&完全新作。どちらも、一口には飲み込めない不可解さと濃厚な意味性をはらむ名作。時を置いて何度も味わいたい。『ゴドー氏の仕事』は田内くん、『あの匂い』は赤井さんの存在感が好み。
満足度★★★★
最新作が一番のシアワセ
とりあえず「あの匂い」が断然良かった。最新作が一番良いと思える幸せ、。当面、見続けられるな、オイスターズ。
■【いきおいはない】 個人的には天野さんのナイスバディが全部持ってった感が強いwww 観るの2回目でジャンケン耐性がついてしまったせいでもあるのだがσ(^_^;) ただ、驚きを抑えて落ち着いて観れたことで、じゃんけんチャレンジャーズの演技をじっくり楽しめました。
■【続・トラックメロウ】 意外に不条理劇だったのか~という印象。一般人の思考・想像の裏をかきつづけるバイプレーヤー達が実は主役なのかなと思った。ガードマンズの奇行がツボでした。
■【お蔵入り】 話の筋よりは、役者のキャラでもっていた感あり。ボケとボケを掛けるとこうなるのか・・・っていう夫婦がほほえましい。
■【物知り野郎】 核心じゃない情報はとことん削ぎ落として良いのだなぁと感心した。いろいろ想像巡らせて楽しかった。
■【ゴドー氏の仕事】 本家、ベケットに比べると、あんまり不条理感が無いというか、すんなり観れてストレスがあんまり無い。それが良いのか悪いのかは微妙。欠けたピースがあるぐらいの方がタイトルから感じる期待に馴染む気はする。
■【あの匂い】 多重感、多層感のある構成はすごい好み。時空を越えた人の繋がりと変化が濃縮された感じで堪らない。これに票を入れたけど、案の定トップだったとのこと。ただ、匂いというキーワードがあまり印象に残らなくて、あれ?ってなった。