LAST SMILE  ラストスマイル 公演情報 LAST SMILE ラストスマイル」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
61-68件 / 68件中
  • 満足度★★★★

    再演されるトリップ世界
    再演とのことですが、私はこれが初見。
    あらすじから、トリップものでタイムリープで、更には中二病。疲れるかと思いましたが、そんなことはなく、物語の壮大さがまさにのめり込めるファンタジーでした。
    笑いも散りばめられて、中小劇場にありがちな身内ネタもなく見やすかった。殺陣もしっかりしていて、迫力がある、というよりは、すかっとした爽やかな殺陣。音楽のクオリティが高い。
    舞台が役者に対しても、ストーリーに対しても確実に狭い。

    ファンタジーなのに、自分も頑張ろうって思えるそんな内容でした。

    どうやら既に満席のため、追加席だと凄く見づらそうですが、殺陣とファンタジーが好きなら、見に行く価値はあると、個人的には思います。
    毎回してくれるかは分かりませんが、前説が楽しかったので、時間に余裕を持っていきましょう。

    ネタバレBOX

    パンフを見ると、再演ですが、新キャラクターだったり、新設定だったり、結構変わっているよう。パンフを見ないと分からない設定が多く、後から納得したり。
    ハッピーエンドだったのには驚き。絶対犠牲が出て終わるだろと思ったので、450年がこんなものでいいのかしら。
    でも、カーテンコールを含めて、最後まで、ラストスマイルという舞台で、ドキドキしました。
    ほぼ全員が倒れるシーンで、ひぐらしのなく頃にを思い出し、ハッピーエンドの和解シーンで、サンホラのメルヒェンを彷彿とさせられました。

    個人的が多くて、アレなんですが、女性キャラは役者に頼りすぎて、キャラそのものにはあまり魅力がなかった。男勝りが最後まで男勝りで、敵に惚れてるのか、利用してるだけなのか結局曖昧で、力を使うと命に関わるのに関わらなくて笑 ヒロインは浮気物で、もう一人のヒロインは自分の夢しか見てない? 悲しすぎるw
    あと何処もかしこも、惚れすぎじゃない?


    もう一つ、ストリートファイターのチュンリーと空組にモノノ怪の薬売りさんいて笑った。伝われー。

    内容を要約すると、駅員な俺が空を飛ぶ船にトリップ、なんだかんだタイムリープしつつ、この船を平和にして、元の駅員に戻ります。って事です。
  • 満足度★★★★

    LAST SMILE ―ラスト スマイル―
    とにかく面白かったです!
    のめり込んで見てしまいました♪

    殺陣アクションも圧巻でした!

  • 満足度★★★★

    最高にエンターテインメント!

    《雲の上には二艘の船。たった二艘の世界で、船と船は四百五十年争い、
    どこにもいけない人々は、甲板の上に生まれては死んでいく。
    見上げた空には二つの月。戦う理由すら忘れた兵士たちは、一つの同じ夢を見る》

    この壮大な世界観の作品紹介をどう1つの舞台だけで表現し切るのか?に興味があり観劇しましたが、
    ナルホド、見事な熱さと華やかさと説得力で、作品が完成されていました。

    争いから次々に繰り出される殺陣も、戦い以外のところの笑い部分も、見事な調和が取れていて見応えタップリでした。
    ただ、ENGさんの作品では個人的にもっと好きな作品もあるので、5点満点は付けません…
    が、気持ちの中では満点に近い作品でした。楽しめました!

  • 満足度★★★★

    若手最優秀
    若手と言える中で今一番安定感と躍動感があります。
    このまま突き抜ければ中堅なのかもしれないですね。
    ここを第七世代の基準にしてみてはどうでしょうか?

    ネタバレBOX

    作品の設定自体はSFとしては陳腐ですが、この規模の演劇では珍しいです。
    無制限に難しくせずに、表現範囲を絞っているのがプロっぽい手腕です。

    今なうで愉しむエンタメとして大変満足です。
  • 満足度★★★

    殺陣!殺陣!殺陣!
    感想言おうとしたらネタバレしちゃいそう…(笑)しませんけど!殺陣がとにかく多いです!殺陣は、、、私的に竹石さん、塩崎さん、石部さん、大神さん、門門が好きだったかな。裕理さんと門門の色気対決は納得(笑)お二人はダンスも素敵だったのだけど、負けじとアンサンブルの方々のダンスが良かったです。内容としてはモンロンの気持ちに入り込んじゃってもどかしさをひたすら感じてました。すっきりしましたけど!無理のない笑い、心に残る言葉の数々、満足です。

  • 満足度★★★

    後味よ~し!
    メインの役者さん達がうまかった。 主人公のヘタレ具合と愛嬌のあるところがなかなかよかったです。 ストーリーも後味よ~しな感じ。 ただコスプレゲーム感がどうしてもするので ★★★かな。   

  • 満足度

    台本読むのと実際観劇するのとでは大きく違う。
    役者でなんとかもってる舞台。

    ネタバレBOX

    ハッキリした暗転にしてほしかった。
    場面が変わるならば中途半端に明かりを残すと一気に現実に戻されてしまう。

    舞台が空(雲の上)であることを感じられない。

    ストーリーにオリジナリティーがないうえに、
    宗教感の違いから発展した戦争とかではないのに450年も戦い続けるなんて、ただ殺陣をやりたいだけの舞台になってしまっている。

    常に照明がステージ全体を照らしているから、締まりの無い作品になってしまっている。

    音響もあってないことによって、スピード感のある殺陣シーンも迫力にかけてしまう。

    笛を鳴らしすぎ。
    笛を鳴らす回数の制限を設けないと、観ている側は飽きてくる。結末までの道のりが長すぎるように感じてしまう。

    モンロンという主人公がどんな人物かをもっと描くべきだと思った。
    ボケボケ西船橋のままだったから、ヒーロー感ゼロ。

    敵対している相手がいるというだけで、悪役がいない。

    塩崎さん、石部さんははもっと腹黒い役の方いい。

    アンケート用紙がない。

  • 「伏線回収」以外にも二度観ならではの「あの世界に戻る」懐かしさが
    二度観感想失礼します。
    先日が「空」キャストで今回が「宙」キャスト、と。


    既に初見で「知っている」事が影響してか、
    舞台が開幕する以前から色々な事を考えてしまい、

    また観劇中の役者の台詞や各所作などについても
    初見時の「ストレートな観方でのもの」とは
    また違う色々な想いを抱きました。

    何よりも結構早い段階から涙腺が緩みっぱなしで、
    「アノ場面/展開」にはもう目から涙が引っぱり
    出されるような感覚が止まりませんでした。

    初演~3回目までの再演を観た人達って今回の観劇で
    こういう感覚を味わってたんですかね
    (なんというか懐かしさのような)。

    評価は前回☆5なので今回は空欄としておきます。

    ネタバレBOX

    【思った事】
    ・ 「アノ場面/展開」
      3回目のループで総督がやっと「戦争をやめよう」と西船橋に同意してくれたのに
      その後すぐに村上に殺されてしまい、
      西船橋も絶望の中で銀次に腹を刺されながら笛を吹き(大いなる絶望)、

      時間を移動する間、
      西船橋が「どうして2人とも何も言ってくれないんだ!」
      と平井、津田沼に話しかけても返事がもらえない、その後、

      戻った世界で西船橋の「戦争なんてやめよう!」の一言に
      総督が「やめよう!」といきなり返して観客をびっくりさせるあの流れ、

      あの悲しみから救いまでの流れは
      感情的に涙腺に「グワアーーーっ!」とくるものがありました。
      (初見以上に今回の方が泣かされてしまいました。)


    ・ メイズンが大砲を作ってた流れについて思ったのですが、
      「大砲を正しく完成させて青の国(名前忘れてしまいました)を完全に倒した」としても
      ある意味戦争は終わり、次に向える(もう1つの大気圏藻海を目指す)
      流れにはなるんだなあ、と。

      ただし、赤の国、青の国、いずれかの勝利で、
      勝ったものだけが未来を手にする、
      というそれを嫌って赤の国へ来たメイズンだからこそ、
      「大砲の照準をずらした」のだなあ、と。

      ※ 丁度最近「ファイアーエムブレムif」というゲームが出たんです。
        主人公が暗夜王国、白夜王国、いずれかの側について
        その側の国の「正義」で勝利を目指す、という。

        そして、このゲーム、第三のルートが公開されたんですね。
        「どちらか片方の国につかずに、全員が幸せになれる道を探す」という。

        ビックなニュースではありませんが、
        丁度時事ネタ的な意味合いもあったんだなあ、と。


    ・ 初見時も気にはなりましたが、
      集中を切らされるほどのマイナス点でもない(他の舞台でも良くある事)、
      と思っていた青い(強い)照明とその光が残っての
      青暗いぐらいの中途半端な暗転について、

      他の方の感想などで指摘されていたのもあって
      よくよく見てみるとやはり結構気になるものですね。

      裏方さんが舵その他を片付けている姿や、
      斬り合いで倒れた役者が退場していく姿などが
      「(結構はっきり)観えてしまう」。

      あの照明については何かの狙いがあってのものなのでしょうか?
      そうでないのなら完全な暗転で良かったんじゃないかな?
      (あの退場していく姿を見て、集中を切らす観客がいてもおかしくないかな?)
      と思いました。


    ・ 今回多くの人が喉を痛めていたのか、開演から早い段階で
      結構発声に無理が出てたかと(しゃがれたり、声が細くなったり)。

      THRee'Sの時も1人喉痛めてましたが、
      DMF/ENG公演の演出(演技指導)の要求する「熱さ」がすごいのか、
      夏場の暑さと冷房が喉に悪いのか、
      結構皆さん苦労されていた感じですね。

      中盤戦を越えましたが、喉をいたわって
      これからの観客にも素晴らしい舞台を提供して欲しいです。

      せめてDVD/BD収録は「いい声」の時に録ってほしいなあ( ´ー`)


    ・ (前も書きましたが)殺陣がほんと
      上手い人は上手く、そうでない人も個性を活かして、
      それぞれが映えるように演じられてたのですが、
      2回観てやっぱり残念に思ったのが、
      「集団戦」中心なので全員の殺陣とそこにある小芝居の良さを追い切れない、
      という事でした。

      舞台上で上手、中央、下手と3組の殺陣/斬り合いが演じられてたとして、
      中央1組に注目すれば上手下手の動きを見逃すし、という感じで。


      特に今回、後半青の国側が「殺さない戦いをしよう」と団結した後、
      ジャンが相手を止む無く槍(?)で突き刺してしまったシーン、

      ジャン(内田智太さん)が「悔しそうな悲しそうな」
      なんともいえない表情をしてたんですよね、

      こういう役者の細かい小芝居が好きなのにそこに注目しきれない、

      舞台上殺陣が溢れてる状況はちょっと惜しかったかなあ、と。

      殺陣の中でそれぞれメインとなる見せ場ではその1組に中央に大きく置く、
      (観客の視線を釘付けにさせて、見逃しをなくす)など、
      
      殺陣を楽しませる舞台だからこそそういう工夫がもっとあった方が
      良かったのかも知れません。

      十分「見せ場」として成立していたシーンも多かったですが( ´ー`)


    ・ 初回観劇ではオープニングダンスが長すぎて、
      「お芝居の全体構成のバランス崩さないか?」との疑問を持ちましたが、

      1度観劇してストーリーを知った上でオープニングダンスを見直すと
      その中に含まれた物語全体の各シーン(の凝縮された姿)が
      そこここに含まれているのを感じて気持ちを引きこまれ、
      「長い」という感じはなくなりましたね。


    ・ 「伏線」という訳じゃないんでしょうが、1度観ているからこそ
      あの演技の理由が分かる、というのはやはり二度観の良さでしょうか。

      序盤浮浪者がいきなりぐったりとした後、
      メイズンとして西船橋に語りかける所、

      あそこはつまり
      別の枝の世界線で「挑戦に敗れた」メイズンが、
      笛を吹いて飛んできた瞬間だった、と。

      そして、
      「とうとう(何回繰り返したのか分かりませんが)
      自分の力での解決を諦めてしまったメイズン」が
      今回一体どのような物語を繰り広げてきたのか?
      がすごく気になりました。


    ・ THRee'Sではオープニングに映像を使い、
      今回はオープニングをロングのダンスにしましたが、
      「大気圏藻海」
      「空の上の船(その大きさすら想像できない)」
      については、
      ちょっと映像も使ってみて観客の想像のみでなく、
      「正解」を観せてもらえると良かったかなあ、と。

      ※ フライヤー、パンフレットなどに一部記述されていましたが、
        船の上の「国」だったか「街」だったか、
        つまり
        かつて倭寇として争った船は拡張に拡張を続けてどのような
        姿になっていたのか、そこはセットなどからは
        イメージを汲み取れなかったので、
        いっそ映像化してしまって欲しかったです。


    ・ Wキャスト3名が「空」と「宙」で変わる訳ですが、
      初見から4日経過してしまっていた事もあり、
      「空」回での演技の詳細をはっきりは覚えておらず、
      「宙」回メンバーとの役者の違いによる差異(それぞれの個性の出し方)は
      大きくは分かりませんでした。

      すみが「男の娘」から「本当の女性」になった事による、
      中性的から女性的な演技への切り替わりや、

      アキが(大友さん、斉藤さん、どちらが、なのか分かりませんが)
      力強さ/溢れる感情などを全面に出していたり、といった

      役者自身の元々の演技術での個性を出していたのかな?
      とかは思ったのですが。


    ・ 開演前の舞台上には舵を置いておいて、
      開幕そうそうのJRのシーンでは隠す、
      という細かい演出に、

      開演前の舞台を眺めている観客には、
      「ラストスマイル」の空の海のイメージを描いていて欲しい

      という配慮を感じました。


    ・ (考えてみたら)西船橋、平井、津田沼3名+JRご利用のその他大勢、
      衣装からヘアースタイルからみんな結構な短時間で
      早替えしてるんですよね。

      特に平井⇒銀次って髪型全然違うよな、
      でも消えてる時間ってダンスその他ほぼ一瞬だったような、
      ヘアースタイルの変更はとても大変じゃあ・・・

      と思ったのですが、よく考えたらアレ、かつらですよね、髪の長さ違うもの。
      

      2つの全く異なる世界観の中を短時間で切り替えるって、
      観てる方は忘れがちですが、すごく大変な事なんだなあ、って思いました。


    ・ ラストの駅員西船橋がミンシャー似の女性とぶつかって「LINE教えてください!」って
      言っちゃうシーン、初見では「似た女性に会った」ぐらいに思いましたが、
      よく考えたら西船橋:モンロンと同じで
      枝分かれしたそれぞれの世界での同一人物、
      って事なんですよね。
      (まあ、そこは本当に「ミンシャーに似てるだけの人」って可能性もありますが)
      
      終幕(同然)のご挨拶の中にそんな世界背景と繋がった場面を
      仕込むとは良く考えたなあ、と。


    観劇中もっともっと色々な事を想像し、また感じたのですが、
    さすがに全部は忘れてしまいました。

    後で買えば(かつDVDでいいか)と迷ってましたが、
    今回の二度観であまりに涙腺に来るので、
    つい(映像の美しい)ブルーレイの方を予約してしまいました( ´ー`)


    長文失礼m(_ _)m

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