Birds of a Feather 公演情報 Birds of a Feather」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    一人で何役も…、鳥の姿や言葉を借りてジェンダな問題を表現♪
    動物園のオス同士のペンギンカップルとその娘と、高級マンションに巣を作った鷹のカップルの実際のお話(鳥達が人の言葉を喋る意外は…)。

    鳥達の会話では、人間を羽のない鳥、自分たちを羽のある鳥、と表現。
    人間と鳥は羽の有るか無いかの違いだけで、対等の存在としてお話は進行していきます。

    そこに、飼育員の女性、そのパートナー(但しゲイ)、バードウォッチャー、マンションオーナー、その奥さんでTV アナウンサ、等々の人々が絡み、鳥の姿や言葉を借りて、難しいジェンダの問題を表現したハートフルな内容でした。

    主役のお二人がペンギンに鷹に人にと早変わりして、演じわけされてるのは、凄かった!!

    ネタバレBOX

    劇中、「同性愛は自然界ではあり得ない。不自然だ」という意見に、実際にあった「ペンギンのオス同士のカップルが与えられた卵をふ化させ、生まれた女の子のペンギンを育てる」ようなことは自然界でもあって、決して不自然ではないよ、と言うことで、同性愛のペンギンカップルと、異性愛の鷹カップルのお話を軸に話はコメディチックに展開していきます。

    でも最後、オスカップルは破局し、ふられたオスは失望にくれる。
    オスカップルを応援していた飼育員も落胆。
    同居するゲイのパートナーとも上手く行かず、普通の男性との恋に憧れを抱く。

    そのような中、失望した父親ペンギンに、娘が好きな相手が出来たので、会って欲しいと告げる。
    その相手は同じメス同士なので、是非、お父さんに会って欲しい、と言われ、父親は元気を取り戻す。

    父親ペンギンを心配する飼育員だったが、バードウォッチャーから想いを寄せている旨を告げられ、普通の男性との淡い恋の予感が…。

    と言うことで、最後、同性愛も異性愛も両方を肯定する優しいお話となっていました♪

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