RUN AWAY OFF 公演情報 RUN AWAY OFF」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    物凄い2時間でした。
    相変わらずのパワー溢れるお芝居で世界観にぐいぐい引き込まれます。
    以前から舞台装置や小道具の少ないお芝居が多かったですが、今回は全く(!)そういったものが無くて、全て人間の体だけで表現しています。舞台や時間が目まぐるしく変わるのですが、割と自然に流れについていけました。
    今回唯一物足りなかったのは、アクションが若干控えめだったかな?って事です。次回作も期待していますよ!

  • 満足度★★★★

    こ、これが、パワーマイムか!!!!
    わー!!すごい!!
    ずっと前から腹筋さんもパワーマイムも知っていたけど、見たことはなくって。
    もう、終始圧倒されっぱなし!!
    何もない舞台がまるでいいかのようにとにかく走って動いて体で全部を作り上げる!
    これは面白い。
    照明が凝っていて、さらに迫力が。
    暗転なしであそこまで作り上げるとは。
    勢いで持って行ってる所が多いため、ところどころ「ん?」という所があるけど、それもあまり気にならない。
    なんて言うか、努力の塊ですね(笑)
    こんなにワクワクしたのは久しぶりだったかも。

    全てを生身の人間が作るという、演劇でしか出来ない表現。
    演劇だと難しい本に対して、真っ向から立ち向かう劇団。
    姿勢がすごい好き。
    次もぜひ!

  • 満足度★★★★

    まるで映画のようなスケール!
    制限された舞台の上で、山や空や森や、牢獄やら基地など所狭しと暴れまくる。
    このスケールの大きさは小劇場ではなかなかお目に掛かることは出来ない物だ。

    姉妹作品が複数あるようだが、俄然他の作品にも興味が沸いた。

    ネタバレBOX

    とにかくよく移動する。
    しかも、走りながら移動する。

    場面転換がとても多く、1人何役もこなし、セットと呼べる物もないのに、今どういう場面なのか疑問を感じさせないのは地味に凄い。
    ヘリコプターや虫などを役者が擬音語や状況説明をやりながら表現するのだが、これが紙一重で陳腐さではなく面白さとして感じられた。

    独房で半年という過酷といえる時間が過ぎ、物語の大きさを実感させられる。
    また、この期間の彼らのコミュニケーションにより、その後の彼らの強い友情にも強い感慨を覚えた。

    ソウタを想い、嘘を伝える3人と、
    3人を想い、チャイミン国を後にするソウタの様子には泣かせられる。


    こんなにしっかり作ってあるのだから、何かあるんだろうが、ちょっと腑に落ちない点が数個。
    ・石英コウの裏切りがご都合主義っぽい。あの会社でスパイをしたり、あの場面まで正体を現さないことに意味が感じられない。
    ・ハッカーが全世界にハッキングしたのは何故?歌を流すためじゃないんでは・・・?
    ・パーサーイエローの技がよく分からなかった。
    ※あんまり細かくみる話でも無いんだろうけど。。

    もうちょっと前の席で、もう一回見てみたかったなぁ
  • 満足度★★★★

    走る走る走る!
    感動しました。小さな舞台なのに、確かな距離感があったのは、ソウタの走りっぷりでしょうか?

    以下はネタバレBOXに。。

    ネタバレBOX

    舞台にはセットも何もありません。

    役者の動体とセリフで、その情景が映し出されるさまは、「愛情爆弾」と方向性は似ています。

    照明の使い方も非常に上手いです。


    チャイミン国の牢獄に監禁された山川ソウタは、シュンマ民族のハッカー、アクション、シジンと呼ばれる3人に助けられ脱出するが、そこでソウタの特別な能力が解明される。

    ソウタの能力とは、能力者の能力を最大にレベルUPする事が出来ることだった。


    チャイミン国がこの不思議な力を持ったシュンマ民族の人達を牢屋に閉じ込めた理由は、その能力が他国に流れて、政治に使われないようにする為だ。

    しかし、閉じ込められた能力者たちは、ソウタに出会ってから、自分達もソウタの手助けをしたいと思うようになり、それぞれの能力を使ってソウタにテレパシーを送受信しながら、脱走の道順などの指示を遠隔操作によって手助けをする。


    ソウタの脱出の走りが素晴らしいです。
    とにかく走る!走る!走る!走りっぱなし!

    その走り方が上手く舞台を使ってるものだから、舞台が広く感じて、荒野を走ってる風景までもが安易に想像できます。

    スローモーションの場面も素敵です。
    照明の使い方で、こんなふうになるのね。


    最後の場面、ハッカー、アクション、シジンの3人は敵対するドン・チェンキムに殺されてしまうが、死ぬ前にアクションはソウタを気遣い、「俺達は無事に逃げてる。ソウタは走れ!」とテレパシーを送信してソウタを安心させる。

    無地に逃げ切ったソウタは、どんな時でも希望を捨てなかった。
    それは、ジパに残してきた大切な人(恋人)のもとに帰るという目的があったからだ。

    そしてこの事実を世界に発信して、ハッカー、アクション、シジンを救うと心に誓う。


    事実を知らないソウタの刹那と3人の戦士の最後の場面にやられて、泣けた!

    とても素敵な芝居でした。
    導入音楽といい、迫真の演技と言い、



    いあー、舞台って本当に素晴らしい!

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