前進座5月国立劇場公演 『番町皿屋敷』『人情噺文七元結』 公演情報 前進座5月国立劇場公演 『番町皿屋敷』『人情噺文七元結』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-1件 / 1件中
  • 満足度★★★★★

    国立の大劇場に相応しい出来の作品でありました
    「番町皿屋敷」は女形の役を、
    本当に女優さんが演じたというのは歌舞伎界の快挙だそうです。

    「人情噺 文七元結」
    わかっちゃいるけど(話は知ってるんです(^^)丁寧に作られていると、
    何ともいえない味わいが楽しめた作品となってました。

    で終演後には今回アフタートーク=芝居での裏話など&
    チケット半券で抽選する5名当選のくじ引き+前進座の手ぬぐい投げ=
    プレゼントがありました♪・・・・・取れなかった・・・
    ・・手ぬぐい欲しかったなぁ(^^;)

    ネタバレBOX

    「番町皿屋敷」=「ああ悲しや一枚足りぬ・・・」と井戸から出てくる、お菊さんはいませんが。喧嘩っ早い=直情径行で1度決めるとガンとして物事を変えない性格の旗本・青山播磨が自分の一本気な心を邪な情念で確かめられたという怒りにて、皿が惜しくはないと10代続いた家宝の皿を割り続けて最後に菊を切り、喧嘩に槍もて馳せ参じるという場面で終幕です。 ・・・ほんに上手に悲恋として描かれておりました。

    「人情噺 文七元結」=年末の話であり、無くした50両を人情でポンッとくれてやる江戸っ子気質の左官の長兵衛さんが愛くるしく感じてしまうコメディです(^^)この長兵衛さんの貧乏レベルも芝居にすると、もの凄い貧乏ぶりがよくわかります(^^) 結局無くしたと思っていた大金は、お得意のトコで誘われた碁盤の下にあり。心意気に打たれた文七の主人が大金と娘を長屋に届けて、娘の嫁入りまで決まってと大団円となるオチはスッキリ感が美味しいです♪

    当たり前に開演時間は厳守されてるし・・・
    ケチの付け様が無いです(^^;) 流石です!

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