鳥の劇場2015年度プログラム<創るプログラム>
鳥の劇場2015年度プログラム<創るプログラム>
鳥の劇場2015年度プログラム<創るプログラム>
実演鑑賞
鳥の劇場(鳥取県)
2015/05/30 (土) ~ 2015/06/07 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://6/1~6/6
期間 | 2015/05/30 (土) ~ 2015/06/07 (日) |
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劇場 | 鳥の劇場 |
出演 | |
脚本 | |
演出 | |
料金(1枚あたり) |
500円 ~ 1,500円 【発売日】2015/04/29 大人:1,500円/高校生以下(未就学児も含みます):500円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 5月30日(土) 5月31日(日) 6月6日(土) 6月7日(日) |
説明 | 鳥の劇場2015年度プログラム<創るプログラム> 大人も楽しめる子どものための上演 やぎの二つの物語『おおかみと七ひきのこやぎ』/『三びきのやぎのがらがらどん』 例年5月の大型連休に実施している“大人も楽しめる子どものための上演”を、今回は少し遅らせて行います。やぎが主役の二つの有名な物語を取り上げます。小さいお子さんから大人まで楽しんでいただけます。楽しい場面での子どもの笑い声、怖い場面での緊張した息づかい、そういうものの中で演劇を見る体験は、大人にとっても特別な贈り物です。まだ鳥の劇場に来たことがない方も、是非お運びください。 大人の方へ 子どもの物語に、どうしてやぎがひんぱんに登場するのだろうかと考えたのですが、弱さと強さの両側面をやぎは持っているからじゃないかというのが、とりあえずの私の結論です。草を食べる線の細い動物で、とりわけ仔やぎは小さくてかわいい。「アルプスの少女ハイジ」に出てくるユキちゃんという仔やぎがいますが、まさにああいう感じです。でも一方でツノに象徴される強さもあって、意外と荒々しい存在でもある。この両義性が、やぎの物語が子どもに愛される理由かもしれません。弱さは現在の自分の姿、強さはそうありたいあこがれ、目標です。 劇場という闇の中での体験は、子どもの魂の成長にとって特別な意味があると私は信じています。闇の中で架空の物語に出会い、登場するものに自分の今の姿を投影し、さまざまな体験を経て、象徴的な意味で現在の自分が一度死に、成長した姿で生き返るのです。大げさに聞こえるかもしれませんが、子どもの魂の死と生まれ変わりの場として、劇場の闇があるのです。今回のやぎの物語でも、子どもたちに感じてもらえることはたくさんあると思います。 演劇のこの象徴レベルでの役割は、大人にとってももちろん意味があることです。が、もう一つ大人にとってはうれしいことがあって、それは、子どもの声や息づかいの聞こえる空間で、同じものを見る喜びです。笑い声とか舞台へのツッコミとか、怖くて泣いちゃった泣き声など、子どもの多い客席ではいろいろが聞こえます。そういう空間にいると、社会ってのはこんなふうにゴチャゴチャしたもので、そのノイズを排除したがる昨今だけど、やっぱりそれはいいもんだよな、と思えます。みんながいっしょでないと楽しめないことがある、いっしょだから生まれる楽しいこともあるのだと、気づく機会になります。 ぜひ子どもたちと共に、劇場にお運びください。ここでしか体験できない豊かさをお感じいただけると思います。 演出家/鳥の劇場芸術監督 中島諒人 『おおかみと七ひきのこやぎ』 原作:グリム 構成・演出:中島諒人 七匹の小さいやぎたちが、おおかみにおそわれ、最後は母やぎに救われる有名な物語。仔やぎを、俳優が動かす木の人形が演じ、観客席の子どもたちにも協力してもらいながら劇世界が進みます。「夢路より」、「野ばら」など美しい唱歌とともにお送りします。 『三びきのやぎのがらがらどん』 (北欧民話)作:マーシャ・ブラウン 訳:瀬田貞二 演出:中島諒人 大中小の三びきのやぎが、草を求めて山に登る途中、橋の下にひそむ化けものトロル(例の“トトロ”の語源です)と出会い、戦うというシンプルな物語。戦いのドキドキ感、トロルのきみ悪さ、やぎたちが勝った後のそう快感を、打楽器とからだであらわします。 |
その他注意事項 | |
スタッフ |
大人も楽しめる子どものための上演 やぎの二つの物語『おおかみと七ひきのこやぎ』/『三びきのやぎのがらがらどん』
例年5月の大型連休に実施している“大人も楽しめる子どものための上演”を、今回は少し遅らせて行います。やぎが主役の二つの有名...
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