満足度★
イマイチ
チェーホフ「かもめ」は脚本でしか読んだことがなかった。チェーホフは作品にもよるが好きな作品も多いので、彼の有名な戯曲が実際に演じられているところを観られたのはよかった。
演出は新劇風で、私が新劇が好きじゃないからかもしれないが、面白く感じられなかった。
日常的なやりとりのスケッチの面白さがチェーホフの良い所のひとつだと思うのだが、テンポが悪く無駄に深刻ぶったわざとらしい演技では、良さが全く感じられなかった。
しかも、ところどころとってつけたような笑いをとるシーンがあって、中途半端に観客に媚びているように感じられ、興ざめした。
満足度★
こりゃ無いわ。
チェーホフってなんなん?
コレやる意味わかりません。
演劇通の人から言わせれば「わかってない」のかも知れないけど。
アレだけの役者揃えてアレだけのステージ使ってアレだけの料金取って…
全っ然!面白くなかった!!
この作品が初めての演劇体験だった人はきっと今後『演劇苦手』になるんだろうなー。
劇が終わった時、会場からしばらく拍手がおきなかった。
それは決して感動してたとかじゃなく、誰も終りがわからなくてボケーっとしてる状態。
その証拠に終わってから客が会場出るの早かったこと早かったこと…
結局難しくて面白くできないなら今後「チェーホフ禁止」にして欲しいです。
赤坂ACTシアターはACTのための劇場か?
まさにオールスターキャストで、ロシアからの来日組や、例えば90年代のピーターブルックが作るチェホフとも、また日本の新劇やチェホフ研究会みたいな劇団がやるそれとは違って、非常に分かりやすいある意味チェホフらしくない「かもめ」であった。それが良くないとはいってない。
先ずは俳優の魅力を存分に引き出すことに演出の肝を老いたような気がする。藤原竜也を初めていいなと思うくらいに藤原竜也だったし、麻美れいなどはキチンとお客さんの笑いを取りに行くのだ。藤田弓子や藤木孝、中島しゅうなど脇役まで豪華である。もう一度申し上げる。栗山民也さんの演出は、初めて「かもめ」に触れる人にも分かりやすく丁寧に演出をしていた。大劇場の商業演劇でやる「かもめ」とはこういうものなのですね。
しかし、この赤坂ACTシアターはストレートプレイをするにはほとほと不向きな劇場だと思った。
続きは http://palove.blog.shinobi.jp/
満足度★★★
挫折と苦悩
青春につきものの、苦い想い…。
若い二人は、それぞれの挫折に苦悩し悩まされる。
既に出来上がった世界に挑む姿が、瑞々しく情熱的。
そして、切なさが胸に迫った。
ACT舞台のハコの大きさは、確かにこの作品上演に
あまり適してはいないのだろうけれど…。
湖での湖面を渡る空気の広がりや、別荘のガランとした
空虚な雰囲気表現には、一役買っていたようにも感じ
私は“アリ”かなと思いました。
藤原@トレープレフは、やはり魅力的。
以前のスリムな体型に戻り、透明で繊細な雰囲気に
目も心も惹きつけられた。
美波@ニーナは、闊達さや乙女ならではなマッスグな
情熱に満ちた美しさが魅力的。
迷ったけれど、やっぱり目撃しておいて私は“正解”と
思っています!
見るには見たけど・・・
ごめんなさい、寝不足で、一幕はつい、うとうと。
大きい劇場で、2階席だったから、非常に芝居が遠くて、というのもあったな。
チェーホフって、いくつか見たけど、自分にはどうもわからないのです。