チャペック博士の子供たち【アンケート即日公開!】 公演情報 チャペック博士の子供たち【アンケート即日公開!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★★

    「ロボット」と「人間」、そして「人間」と「地球」
    フライヤー内容では、
    あまり役に立たなそうなロボット達の、
    「博士が帰ってこない、さあどうしよう?」という
    なんとものんきな説明のみでしたが。


    いざ舞台が始まってみると、
    クセのあるロボット達、
    そして博士の子供(人間)との笑える
    会話の中に少しずつ少しずつ、

    「鉄腕アトム」の頃から語られている(更にずっと昔から?)
    「人間」と「ロボット」についての
    普遍的なテーマが織り込まれてきます。


    喜劇調に進む物語に大きく笑わせられながらも、
    ついロボットや人間が発した台詞の内容について
    「考えさせられてしまう」場面も多々、
    そしてつい涙腺を緩ませられる場面まで。
    (これ以上はネタバレか…)


    小さなテーマと大きなテーマ(物語本編本筋)、
    本劇団の作/演出の方は本当に
    「でっかいテーマをぶつけたい!」という気持ちを持ちつつも、

    観劇する側に対して「ただの重い想いの押し付け」に
    なってしまわないように、
    喜劇調かつハッピーエンドを目指しながら
    軽妙に「テーマ」を盛り込んでいく、
    という巧みさがあると思います。


    そして、役者陣についても全員が全員演技上手とは言えないけれど、
    そこはまだまだ発展途上、それぞれの役を喜怒哀楽の感情を
    見事に出しつつ演じていく姿に好感が持てました。


    カフェ公演で四角い部屋の1つの角が舞台となり、
    そこに向かう2つの面に観客席が配置されている為、
    観る位置を変えるとまた違った役者の表情などが楽しめるかな?

    と思いましたが、明日で千穐楽かつ満席状態との事。
    ふむぅ・・・


    PS.感想書いてすぐ表に出てしまった為、
      舞台後にくれるというアフターパンフレットを
      貰い忘れてしまいました。
      何が書いてあったんだろうなあ・・・気になるなあ・・・

    ネタバレBOX

    【思った事】
    ※ 1つ1つの台詞自体に小さな「テーマ」が盛り込まれている為、
      そのすべてを記憶はしきれませんでした。
      その中でも気になったものを。


    ・ ロボットには「心」がない。
      設定された情報から、与えられた場面に対して
      「心」があるかのような対応/反応をしているだけ。

      という所から、人間だって同じような経験を繰り返して
      「心」を獲得している、
      だとしたらロボットにも「心」はある(獲得できる)のでは?
      という話の流れが自分の心に刺さりました。

      「心」なんてない、と言いながら戦争ゲームの
      仲間であった女性に恋をしていて、
      「実は人妻だった」という事実にショックを受ける戦闘ロボ、
      笑わせられつつ考えてみると深い話だなあ、と。
      (「それ、心じゃん!」と突っ込みたくなるような( ´ー`))


    ・ ロボットに仕事を奪われた元社長、
      最初ロボットなんて憎い!という所から始まり、

      たまたま妻が買ってきたメイドロボの
      「好きになってもらうには、どうしたらいいですか?」
      という問いかけに、

      ロボット全員が憎い訳じゃない(自分を失脚させたロボだけが憎い)、
      そしてロボットはなんでも人間の言いなりで
      自分の気持ちを表に出してくれない(だったかな?)、
      だから嫌い、

      という本音を晒していく流れ、
      そして最後に就職が決まった事をメイドロボと一緒に喜べるまでになる、
      この流れが涙腺を緩ませます。


    ・ 冒頭、お掃除ロボがゴミを拾いながら
      「こうやってゴミを拾っていけばきっと世の中はきれいに
      ・・・ならない(人間が地球を汚染し続ける限り)」という
      「真理」にいきなりたどり着いてしまったかと
      思った所でバッテリー切れ。
      
      そして毎回毎回すぐバッテリーが切れてしまうポンコツ、
      という笑い設定のようでありながら、
      実はその理由が本物語の一番の根幹であり大テーマである、

      アイザック・アシモフのロボット三原則の
      「1.ロボットは人間を傷つけてはならない」を
      拡大解釈する事により生まれる「マイナスワン」という思想、

      全ての生物を生かす為には地球を汚染し続ける
      「人間」こそが有害な存在である、

      ならば緩やかに「人間」には滅んでもらおう、
      という流れに繋がっていたとは驚かされましたΣ(゚Д゚


    ・ あと、「心」が欲しい、というロボットが、
      写真のような絵は描けるけど、
      心を打つような芸術的なものが自分には作れない、
      という話から、
      「人間っていずれロボットにとって変わられた時、
      ”芸術”(感性/創造力)の部分以外ロボットに勝てないんじゃないか?」
      という話が、思わず納得させられてしまうものでした。


    ・ 戦闘ロボの戦場での1人芝居、
      「確率2%!ならやる価値はある!」のネタが、
      まさか最後にお掃除ロボがたどり着いた結論、
      「人間が50年以内に自分の欲よりも、地球の汚染について考える可能性」
      と掛けられていた所が、

      「ウマイ!」と思わせられてしまいました。
  • 満足度★★★★

    o(^▽^)o楽しい。
    (^-^)/判りやすく軽快。ありがちな話でありながらこれまでと違う。皆さんのポップなお姿が大きくて深刻なテーマながら柔らかくて優しい世界を創る。大好きです。少年女優、斉藤優紀さんも久しぶりの男役。髪をグッと短くして御活躍。楽しかったです。

  • 満足度★★★★★

    2%の確率
    劇団バッコスの祭さんの『チャペック博士の子供たち』(95分)をパフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』で観劇。劇団バッコスの祭さんの舞台は、昨年9月の『回禄のニライカナイ』以来。『絵空箱』は、今年2月のG.comさんの『一人づつ』以来でした。フライアーに惹かれて、劇団バッコスの祭さんらしくない、可愛らしいロボットのお話を予想(チャペック博士のタイトルで気づくべきだった)していたのですが、予想は良い意味で裏切られて、カレル チャペック『ロボット』、アシモフ『私はロボット』を本歌取りした、人間(文明)批判とロボット三原則を絡めた中々見応えのある舞台でした。登場人物&ロボット達が、とてもユニークで、キャラも立っており、前半で撒かれたお話の回収もお見事な素敵な舞台でした。

  • 満足度★★★★


    90分。個性的なロボットたちが愉快で、ときどきずばっと人間の本質に近づいたりしながら、楽しいノリでふと考えさせられたりもした。

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