あっち無為て本意 公演情報 あっち無為て本意」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    坂倉奈津子氏あっての・・
    という感じの舞台だったなぁ・・

    青年団系の役者というとみんな異常なくらい器用にすべてをこなすという印象だけど、気のせいかこの人だけちょっと違うというか・・

    何ていえばいいんだかわからないけど、
    そのために作られた60分という感じがした。

    「何考えてんだかわかんない女優」と、ある意味ちょっと華のある男優(串尾一輝氏)と、体力のある男優(苦笑
    の、ある意味トライアスロンな演技をさらっと見れるのはなかなか・・
    これで75分だったらちょっと思ったかもしれないけど。

    ネタバレBOX

    ただ、歌のシーンは無くてもよかったかな・・最近春風舎で歌のシーンが多いような・・
  • 満足度★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    無隣館の【あっち無為て本意】を観劇。

    現代口語演劇のお膝元での芝居。

    男女が出会い、同棲し、時間と共に関係が危うくなっていく話し。
    誰もが経験のがある、あるあるこんな感じ?という芝居だ。
    まさしく口語演劇の基本中の基本の満載という感じで、展開にすんなり入っていける。だが、あるあるこんな感じが永遠と続き、それを凌駕するオチがくればまだましなのだが、結局ありきたりのオチで終わり、結局何がしたかったの?という問いかけと、本当にこれでいいのか演出家よ?と思ってしまった。
    でもツイッター上では面白い!ばかりのコメントだらけだが、そんな観客の戯言など真に受けて、次も同じ様な作品を作ったら、無隣館の名がすたれるので止めて欲しい。
    でも俳優陣は非常に良いので、どうにか劇場を逃げ出さずに観れた。
  • 満足度★★★

    良く言って
    中二

    ネタバレBOX

    幼稚園児がウンチやオシッコで喜々として喜んで騒いでいるような、もう少し誉めた言い方をしても中二的な程度の話、南アジアへ旅行したカップルが旅先のホテルで氷が原因で下痢になり、それまでの不満が鬱積していたこともあり、危機を迎える話でした。

    同棲ということで、結婚していないからといって先輩の名を借りて浮気する男もどうかと思いますが、女も女で同じ穴のむじなのようなところもあったりしてあまりきついことも言えませんが、せめて強烈なちゃぶ台返しをするくらいのスカッとしたところを見てみたかったです。

    役者自身がいちいち大きなベッドを回転させたり、ふーふー言いながらソファーを出したり片付けたりして場面転換をする手法は面白かったです。
  • 満足度★★★★

    夕陽
    面白い。55分。

    ネタバレBOX

    付き合って2年超のシゲオ(佐藤滋)とナツコ(坂倉奈津子)。シゲオがUSJデートを台無しにしたことで、アジアにバカンスに出かけるが、シゲオが初日にカクテルガブ飲みしたせいで、海にも行けず明日には帰国という散々な旅に。ナツコは夕陽が見たいと、トイレに篭るシゲオに話すが…。

    基本面白い。何度も笑った。ナツコが密かに浮気してた会社の後輩君、滞在ホテルのボーイ君を演じた串尾一輝の二枚目半な演技が、合間合間でとても利いてた。「いささか」とか、〆の「部屋からみる夕陽も悪くない」とか。

    坂倉の瞬き少なめな目の表情がいいのか、許容とフラストレーションの入り混じった感のある演技が上手かった。
    転換でイチイチベッド回転させてソファ出してってのも、コミカルでいい。
    二人がカラオケで残されるシーンとかあったが、同棲を始める際のカラオケシーンで終わってもいいかななんてちょっと思ったけど、ラストの夕陽シーンもまた、美しかった。3人の表情もまた良かった。

    ATでの、プロレタ演劇という視点は面白かった。会社(社会)が(シゲオのような)そういう人間を要請しているんだというのも、なるほどと。
    作演は電通勤務なのか。すごいなと。
  • 満足度★★

    若い作者ならではの恋愛劇/60分弱
     付き合っているひと組の男女。
     そのありふれた恋模様のいくつかをスケッチし、男女関係のままならなさを描いた小品。

     恋愛モノは観慣れているので、いきおいこちらの期待値も高くなるが、残念ながら、高く設定されたそのハードルを踏み越えてくるほどの劇ではなかった。

     なんと言うのか、ともに社会人という設定の割に、二人の恋のあり方がなんだか幼く、そこが微笑ましくもあり、物足りなくもあり…。

     恋物語に食傷している身としては、恋愛の、ひいては人生の深淵が垣間見えるような物凄い恋愛劇を期待したが、生年から計算すると作・演出家はまだ二十七、八歳、等身大の感覚で恋愛劇をこしらえるとこのようなものになるのだろうし、もっともっとややこしい、それでいて綾に満ち満ちて面白い“大人の恋”を描くには、もっと年輪を重ねる必要があるのだろう。

     私の観た回は、おかんむりのカノジョを必死にカレシがなだめるシーンがとてもウケていたが、私は笑えず。
     ホワンとしたキャラづけがなされているカノジョ役の女優にもっとシャープな演技をさせていたら、やり取りのドライブ感が増し、私も笑えたかも。

    ネタバレBOX

    最も引きつけられたのは、浮気者のカレシが合コンで喋っている女の子役をカノジョ役の女優が演じるシーン。

    うまく演じ分けがなされていて、カノジョと浮気相手の二役を一人の女優が本格的に演じる劇があったら面白かろうと感じた。

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