無題1425(15-073)
20:00の回(雨)。
20:01~20:28「ソラリスインタビュー vol.5」、休憩、20:35~21:19「Broken Lights」。
インタビューは、勅使川原さん自ら語っているように本番が始まったので、それまでの表情とは異なりいつものユーモアが戻ってきたようです。ソラリスの舞台に立った「佐東利穂子」を語り、またダンスやスタッフについて語ります。
「Broken Lights」は、昨年、ドイツの国際アート・フェスティバル「ルールトリエンナーレ」公演の編集版。※2002年より毎年開催されているフェスティバル。巨大な機械工場やコークス工場を再開発した個性的な上演会場。
大きな倉庫の床には大量の砕けたガラス片、上演中も次から次へと割れてゆく、その上にふたりのダンサー。照明の反射、影、闇、割れる音、ジャリジャリした音、無機質な音と息遣い、叫び。観客は映っていませんが、カメラ後方、壁に貼りつくように(縦に)客席が設けられているそうです。
無題1405(15-053)
20:00の回(曇)。20:04上映開始~20:42終了。
今夜は「サブリミナル詩集」と「ソラリスインタビュー」from パリvol.2。
「詩集」は2回目ですが、少し映像が見えるようになりました。ぼんやりと映る「何か」の像は、みようによっては遥か彼方の星雲のようにも、深海の闇の世界の生命体にも見えてきます。
佐東さん:例えがよくないかもしれませんが、NHKで「ダイオウイカ」の映像をみて感じた生きる「カラダ」とコミュニケーションが成立しえない生命体(「ソラリスの海」のような)、そんな印象(ひとりひとり、いろいろ想像できると思います)。
勅使川原さん:こちらもかなりスローな映写ですが、シアターXで観た作品が、
しっかりと安定したカラダの動きになっているので、実際に自分の眼で見た(安定とは遠い)歪な動きの中にはそういったものがあるのだといまさらながら。
「ソラリスインタビュー」from パリvol.2
2週間経過:歌手も参加、衣装合わせ、舞台装置の使い方、通しも行われているそうで、佐東さん:「感情」とダンスについて、カラダから出てくる感情以前のもの、ハリーの感情をどうカラダで表現できるか...
ゲネプロ公演、公開リハーサルを数回観たことがあります。「創作の過程」を観ることができる機会は滅多にないので、とても興味深く観ることができます。
無題1399(15-047)
21:15の回(雨)。20:50会場着、受付、そのままB2へ。
21:22上映開始~22:05終了。勅使川原さん、佐東さんはパリ(オペラ「ソラリス」)。その間、上映会が行われます。本日は「サブリミナル詩集」「ソラリスインタビュー from パリ」の順に2本。
正面のスクリーンにぼぅっと、たまごを横にしたようながあかりが映り、続いて(顔やらなにやら、乱雑に)高速でシーンが切り替わり、やがてこれもぼぅっとした顕微鏡を覗いたような世界、やがてグロテスクな像が姿を現し、ヒトのカタチに近づく…1人で観ると怖いかも。これに佐東さん、勅使川原さんの映像。一定のリズムで呼吸のようなノイズ。
間をおいて、明るく「ソラリスインタビュー」、いつものトークのようなくだけた(お互いに)インタビュー、稽古が始まり、みな順調とのこと。