満足度★★★★
【必殺仕事人 /スリ / 生きとし生けるもの】
急に行くことになったので、連日の観劇でした。
平日の夜に木川劇場さんに行くのははじめてだったんですが、開場してすぐに入ったので舞台の幕の向こうから気合いの入った役者さんの声が聞こえて、それだけでワクワクしてしまいました。
この日はお客さんが少なめだったのですが(お昼の回は多かったらしく、ダブルの大入りにはなっていたらしいです)
ショーの時間に空席の椅子の上に渡って演技をされたりもしていて、そういう臨機応変さも大衆演劇の魅力のような気がします。
この日のお芝居の『スリ』は子役さんの出るお芝居だったので、子役の子達がとても可愛かったです。
「金持ちからだけ奪って来たと思ってた」
「でも、自分のせいで死んだ人間が他にもいるかもしれない」
切った切られたが頻繁におこる大衆演劇の作品の中で、『命を奪う怖さ』が見えたのはとても印象的でした
大衆演劇って言うと、殺陣!!チャンバラ!!っていうイメージが強いのですが、
こういう誰も死なない、ある意味、ちっちゃな世界のお話も好きです。
満足度★★★★★
【新撰組土方/ 供養旅 / 花魁いろは歌】
大衆演劇そのものが私はまだまだにわかなのですが、初観劇させていただいた劇団さんでした。
劇場さんは昨年の12月の長谷川武弥劇団さんで何度か行かせていただいたのですが
(女性が総座長をされてる劇団さんで、個人的に凄く好きです!!今年は関西での公演がないそうなので残念でなりません……)
のる劇団さんが変わると、劇団で持ち込まれている照明や装置も変わるので、かなり印象が変わるんだなーとか思ったりもしました。
はる駒座さんは小劇場で言う前説的なことを凄く元気にされていました。
私が今まで観劇させていただいた劇団さんはミニショーがいきなりはじまる場合が多かったので新鮮でした。
(あ、大衆演劇は「ミニショー」「お芝居」「舞踊ショー」の三部構成の場合が多いのです)
ミニショーと舞踊ショーにもお芝居の要素が盛り込まれていて、とても楽しめました。
この日は座長さんの花魁が初だったらしく、とてもいいものを観たと思います。
花道の真横の席で観劇していたので、花魁の豪華な衣装が間近で見れました。というか、間近すぎて、思いっきりぶつけられました。ぶわっと!!
でもって、その衣装のままで送り出しにも出てくださっていたので(大衆演劇の劇団さんは大抵、衣装のままで送り出しをされます。とても素敵です!!)とてもお得な日だったように思います。
木川劇場さんの公演は通常料金なら1300円です。
(そして、前売りは1000円です。近隣のお店で観劇当日にも前売り券は買えてしまいます)
はる駒座さんの公演は今月末までですが(4月は門真のゆの蔵です!!)劇場さんも椅子がふかふかしていて、ミラーボールがあったりする不思議な雰囲気な素敵な劇場さんです。
是非是非、観劇に行ってみてくださいね!!