舞台『夜想曲集』 公演情報 舞台『夜想曲集』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

    夜想曲集 梅田にて
    梅田シアタードラマシティにて拝見。

    てがみ座『空のハモニカ』を観てすっかりファンになった長田さん。
    小川さんは昨年『ロンサム・ウェスト』を観て好きな演出家さんで。
    役者さんはこのお三方が目当て。
    近藤芳正さん、長谷川寧さん、中嶋しゅうさん。

    主演は東出昌大さんと安田成美さん。


    3組の二人の話がそれぞれ微妙に繋がっていて
    大人な雰囲気のストーリーでした。

    ネタバレBOX

    私が好きだったのは安田成美さん演じるリンディと近藤芳正さん演じるスティーブンのお話。

    安田成美さんがとてもキュートでした。
    近藤芳正さんの佇まいは可笑しみがあって
    それでいてペーソスも感じられて。
    前妻に電話して漸く「ありがとう」って伝えたあとの表情が切なくて…
    そのお顔が見られる席で良かった。

    リンディとトニー(中嶋しゅう)のお話も大人の恋って感じで素敵でした。

    ヤン(東出昌大)とエロイーズ(渚あき)のチェロの講師と生徒みたいな話はちょっと解りきれないところがあってモヤモヤ。


    小説を読んだら何かわかるかな。


    長谷川寧さんは色んな役柄で3つの話に。
    さすがに所作が美しくてウェイター姿もかっこ良かった。


    音楽も素敵でした。
    東出くんのチェロに加え、ギターとコントラバスとの心地よい音色。

    音楽は阿部海太郎さん。
    他の作品でもお名前を目にすることが多いですが
    ノスタルジーな感じが好きでした。



  • 満足度★★★★

    カズオ・イシグロ
    カズオ・イシグロさんの短編小説集の3編を構成し、1つの戯曲として舞台化。俳優の息が合っていて、とても透明感のあるお芝居でした。舞台に立っている人たちがちゃんと心のコミュニケーションをしていて、ぶつかったり、響き合ったりする度に、鮮やかな反応が見て取れました。どんな規模の公演でも、生きた役人物による交流に嘘を作らない。さすがは小川さんの演出だと思いました。

  • 満足度★★★★

    東出くんの意外な素顔
    カズオ・イシグロ氏の5編からなる短編集から「老歌手」「夜想曲」「チェリスト」の3編を選んで一つの物語にした。舞台初出演という東出昌大が悩める音楽家として舞台で見せる姿は、テレビドラマでは見られない新たな発見になった。

    シックな、とても美しい舞台だ。安田成美や、近藤芳正という俳優たちがなせる技なのかもしれない。大人の雰囲気で進む落ち着いた流れも魅力的だ。

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