満足度★★★★
器が大きくなっている
装置、照明、音響、衣装といった要素を駆使し、巧みに組み合わせてスペクタクルをつくっている。装置・照明・衣装はいずれも工夫があり、労力が費やされている。
こういう頭だけではなく四肢を使った演出(造語、文末に解説)という点で言えば、そういう方向性の芝居に取り組んでいる芝居がそもそも多くないとはいえ、九州で屈指の演出力になるのではないか。ここ10年位でみた九州の劇団の公演で、ここまできているのは思い出せない。
しかも、オリジナル作品は2作目のはずだ。まったく素晴らしい。