満足度★★★★
喧喧囂囂『後厄』
喧喧囂囂vol.2「後厄」、草野・長谷川・真臼・宮谷・吉田(あいうえお順。上演順はあえて秘密)、明確に違う作風の同世代作演五短編。キレや後味もそれぞれに秀逸な、レベルの高いショーケース公演(スマイルバケーションあたりは普段まず観ない)。 値段が安過ぎるのが逆に不満(←贅沢)
満足度★★★★
短編オムニバス形式の競作は楽しみ多し
短編オムニバス形式は良いな。作演競作なので尚更バラエティーに富んで、多様な楽しみを与えてくれました。ただ、縛りとなっている「お題」の活用がいずれも表面的なのが気掛かり。かといって、それに拘るとバラエティ感を損ないそうだし、難しいところ? 楽しむという点で作品としては草野作品がツボ。役者としては真臼さんの好演が光りました。
■長谷川作品■ なんかしみじみ。派手な事件も展開もない分、役者の演技力を前面に生かす脚本なだと感じました。そうそう、初回公演 初っ端の特別効果音「石焼き芋~~~~」にはかなり混乱しましたが、あれ逆手にとったアドリブできたらすごいなと妄想してました。
■草野作品■ ボケ・ツッコミの嵐でノリは一番良く、すんなり楽しめた。キャスティングがすごいよな~。真臼さんの怪演が凄い!
■吉田作品■ 何なんだろうね、あれは(笑) クスリと笑ってしまうけど、あまり近寄りたくない世界σ(^_^;) そして背後に暗躍するアレが怖い・・・
■宮谷作品■ ちょっと特殊な役どころのキャラがあって、面白い。すごく話を拡げられそうなアイディアだと思う。ちょっと作り込みきれていない感はあったけど。
■真臼作品■ なんか違和感を引き摺りつつ観ていたが、最後に「あ~~~」と膝を打ち納得。オチを踏まえて最初から見返したい作品ですね。