ご来場ありがとうございました  ♪マザー・テレサ   愛のうた 公演情報 ご来場ありがとうございました ♪マザー・テレサ   愛のうた」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    思わず涙。
    主演はディズニー映画美女と野獣のベル役の吹き替えや歌唱を担当していた伊東えり(恵里)さん。劇団四季出身だけに歌唱力抜群、演技も流石です。岸田敏志(智史)、大谷美智浩、原田優一、青山明、高野絹也、水野貴以ら実力派が周りを固めていて凄い安定感があった。全39曲で歌い上げたテレサの生涯。思わず涙です。

  • 満足度★★★★

    ひろさちやと,マザーテレサをつなぐ,「慈悲」の世界
    ひろさちやと,マザーテレサをつなぐ,「慈悲」の世界

    ひろさちやは,般若心経についての本で,大乗仏教の奥深い思想を紹介している。人間は,煩悩があるが,そこに執着しないことをすすめる。マザーテレサの話は,確かに,キリスト教思想を持つ女性の活動が語られている。ちがう背景を持ちながら,ひとびとから煩悩をなくすことに,両者は似ている。

    ひろさちやは,あたたかい眼で相手に接するから,相手は良い人に見えて来る。逆に,憎しみをもった眼で見れば,憎しみがわく。ものを見るということは,「空」なるものだから,見かたによって,見る方向によって,ちがったものが見えてくるものである。そのことを忘れてはいけないという。

    観世音菩薩,観自在菩薩は,素晴らしい。マザーテレサも,きっとそのような資質をもった人物にちがいない。音は聴くもので,見るものでないが,助けを求めているひとの口許を,菩薩は見ていて,すぐに助けてくれるのだ。カルカッタの貧民窟に,若き身をおいて,虐げられたひとびとを見るのだ。

    自分の心が冷たいと,他人の心も冷たい,と見えるものである。だから,宗教家は,自分自身がまず変わり,やがて,周囲のひとびとも感化されていく。

    般若心経では,舎利子(シャーリプトラ)よ,と観自在菩薩は,呼びかける。大乗仏教にめざめて,エリートのためでない,宗教活動をすすめる。マザーテレサも,キリスト教会下に身をおきながら,じつは,より広い意味の慈善活動に道を開くことになる。差別にこだわらず,病人をいとわない。

    物乞いといえば,仏教での,布施である。これは,「空」の心でしなくては意味がない。施してやるのだ,というような傲慢な気持ちはだめである。自分が,プレゼントしたものを,あとは,どう利用されようがケチをつけるなんてもってのほかである。素直な,まごころをもって,プレゼントをしよう。

    佛教説話には,ウサギが出て来る。ほかの動物は,気のきいた「布施」を行うことができた。しかしながら,ウサギだけ,したくても何も持っていなかった。帝釈天は,旅人に化けて,彼らの「布施」を見ていた。ウサギは,たき火に焼身して,身をささげようとする。驚いた帝釈天は,助け,月に姿を刻んだ。

    ひろさちやは,われわれは,どうしても気に入らない人は,軽蔑の目で見るが,みなが菩薩になりうるのだと,広い心をもつように努力してほしい,という。誰もが,菩薩。それも,不完全な,赤ん坊の菩薩なのかもしれない。菩薩の歩みというのは,道を歩もうとしない大人などより,一歩を歩いた小学生の方がすばらしいという考えかたなのだと。

  • 満足度★★★★

    やっぱ,岡田カレンががんばっていた!
    昨年末、小コンサート形式で、非常に感動したものだったので、期待して鑑賞した。とても、おおがかりになっているので、圧倒的な迫力で素晴らしかった。

    カルカッタというメロディは、耳になじんでいたので、懐かしい。今回は、ライオン・キングのような大きな馬が登場した。子どもたちの出演もやや多めだった。

    ミュージカルは、そんなに見たことがなく、いつも台詞でいえば良いようなところまでどうして歌なのかいまでも悩む。そんな私には、批評の資格はない。

    二つのほぼ同じ内容の企画を見比べることになって不思議な気持ちである。どちらにも良さがある。別のものと考えるべきなのかもしれない。

    このミュージカルは、あまり取り上げられていない賢人の活躍をひろめるために社会的に大きな意義がある。映画にもなった偉人伝で上手にPRすると意外と大ヒットか。

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