『キヨとゴーダ』 公演情報 『キヨとゴーダ』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    世代間戦争
    若者よ、選挙に行きなさい!

    ネタバレBOX

    身寄りのない子供に生活の場を与え教育を施す寄宿舎が実は少年兵を育てる施設だったという話。大人たちによってマインドコントロールされた少年少女は兵隊要員か、それとも自爆テロ要員にさせられて命を落とすことになるのでしょう。

    敵国に空爆され施設は破壊されました。懲りない大人たちは施設を再建てまた儲けようとしましたが、施設にいた少女が爆弾を作って彼らを殺しました。少女は怒りました。

    臓器提供させられるためにクローン人間の子供たちが育てられる寄宿舎を描いた多部ちゃん主演の『わたしを離さないで』(2014年4月~5月)を思い出しました。

    キヨという大人の言うことを聞かずに追放された奔放な少女が結局は自立した人間だったということでもありましたが、戦争に行かされるかもしれず、将来年金額が減らされるかもしれない20代、30代たちが団塊の世代前後の戦争にも行かず年金を享受している世代との世代間戦争に爆弾を使わずに勝つためには選挙に行って自己主張するしかありません。
  • 満足度★★★★★

    かなり攻めて来たな
    ガツンと一発喰らった。
    思想的(?)な部分も含めて多分に過激(笑)。
    寓意、隠喩も多く、あれこれ深読み・誤読(得意だ(爆))ができるのもまた好み。
    使用曲の歌詞が内容に合致していたりM0がその伏線だったりするのも巧いんだなぁ。
    なお、ある有名戯曲を連想したりも(謎)。
    (詳細はネタバレBOXへ)

    ※ 上演時間は初日実測で約75分

    ネタバレBOX

    導入部から主舞台である施設に場が転じて間もなく、フェイがアシナガを「下人」と蔑むことにまずひっかかり、次いでモーゼの十戒の「他の神を信じてはならない」などを暗唱させることで「ははぁ、なるほど」、さらに歌などの娯楽が禁止されているあたりで「お、今回は攻めて来たぞ」と…。
    そう思って観れば、昔、今、そして近未来の日本(とは限らないか…むしろ「各国」?)の状況があちこちに見え隠れして。
    また、キヨの奔放さにどこか既視感があったのだが、ジュニアが禁じられている歌を歌い始めた時に「感化されてきたな」と思ったことから「カッコーの巣の上を」だと気付く。キヨ=マクマーフィ、ジュニア=チーフ、フェイ=婦長な上に、ラストで施設から逃亡する(人物は違うが)し。
    ちなみに長田主宰に尋ねたところ、執筆中は全く意識しなかったものの、演出の際に出演者から「参考になるものは?」と問われて思い当たったとのこと。
    あと、「夢の中へ」(特に2番の前半)にしても「マイ・ウェイ」(M0がフランク・シナトラの「夜のストレンジャー」だったのはこの伏線だったか!)にしても、歌詞が内容に合致しているのがまた巧み。

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