満足度★★★★★
無題1325(14-374)
20:00の回(晴)。19:59開場、20:11開演〜21:08終演、21:25トーク終了。
「惑星ソラリス」から数十年、暗転し聴こえてくるのはソラリスの音と水の音、仄かな明かりの中で背中の「紐」を見れば「ハリー」だとわかります。部分的に光沢のでる衣装と照明が「ソラリス」の(心理的な)不気味さをよりイメージさせてくれ、予想をずっと超えた「ハリー」を観ることができました。※オープニングはバッハでくるのかなと思いました。
こんな日が来るとは思ってもいなかったし、再読した原作はどういうわけか読みやすかったし、自然科学系の本もたくさん読んだので、未知の深海や何十億年もの彼方、どこかには想像を超えた「何か」があるんだろうという思いは強くなっていたのでした。
「惑星ソラリス」と同時期には、
・「2001年宇宙の旅(テアトル東京 70mmシネラマ)」
スクリーンは湾曲し、横約20m、1階前方に座ったため首をぐいっと振らないと左右がみえなかった(よくみに行く浦和のIMAXは約17m?)。その後2000/11「東京国際ファンタスティック映画祭2000@渋谷パンテオン」、2010/7「午前十時の映画祭@MOVIXさいたま」でも上映したので観に行きました。。
・「未知との遭遇」「スター・ウォーズ(@旧日劇、現マリオン)」、翌年には「エイリアン」。
・サンリオが「サンリオSF文庫」を刊行、ル=グイン「辺境の惑星」…、「ソラリス」の著者であるレムの「浴槽で発見された手記」は中古で7千円強(定価540円)、など一代SFブーム、「何もかも皆懐かしい」。
この機会に、「ソラリス」のことをネットでみていたら、当時の映画パンフに採録されていた「セリフ」が載っているロシア映画のサイトなどもありました。
2012/7月には「G.com」という演劇ユニットが「孤独の惑星」というタイトルで上演しました。
満足度★★★★
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上演時間60分+トーク。本公演に向けての第一歩。ダンス、照明等核の部分だけ観ることができるのはこの会場のよいところ。本公演ではル・リッシュが出演するとのこと、期待できそう。