penalty killing【18日14時追加公演決定!!】 公演情報 penalty killing【18日14時追加公演決定!!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★★

    劇場の中のアイスアリーナ
    ザ・スズナリにアイスアリーナを再現した風琴工房の『penalty killing』は、日光市に実在するアイスホッケーチームをモデルに、男たちの熱い戦いを描いた舞台だった。

    チームの中心選手の引退試合を軸に、シーズン前からその試合にかけてのさまざまな出来事を通して選手たちのそれぞれの個性を浮かび上がらせる。

    それぞれの想いが、リンクの上でぶつかり合う試合の場面は圧巻で、敵チームも含めた選手全員が、惚れてしまいそうなくらいカッコよかった。

    毎日のように通っている観客もいて、その気持ちが痛いほどわかる。
    できれば自分ももう一度観に行きたかった。実際のスポーツのように、今日と明日で試合の結果が違ったりはしないけれど、リンクの上で生きる選手の息遣いは間違いなく毎回新鮮に感じられたはずだ。

  • 満足度★★★★★

    かっこいい
    ニュースものや歴史もののイメージの強かった風琴さんですが
    まったく違うスポーツもの。

    スズナリで、はさみ舞台。見事にリンクが再現されてました。

    全然興味のなかったアイスホッケーも見てみたくなる作品。

  • 満足度★★★★★

    かっこええ
    最前列、特別リンクサイトと言うのですかね、そのおかげで途轍もない迫力とスピード感躍動感を楽しめました。女性キャストゼロでスポーツが舞台、ましてやジャ○ーズの様な若い男前が出るわけでなく中々の面構えの輩が大挙するとなると、汗、涙まみれの男臭い舞台になるのかと思ったら、暑苦しくもむせ返ることも無く、むしろスタイリッシュですら有りましたよ。それは言い過ぎかな。

    ネタバレBOX

    他者への憧れや尊敬はたまた思いやりと言ったプラス感情ばかりで、嫉妬や嘲り、憐みそして同情と言ったマイナス感情も入れて欲しかったかな。
    多少は有りましたが結果良き事として昇華していましたしね。個人としても、中にはいましたがネガティブな感情よりとにかくポジティブ感情が支配していて、圧倒的な陽性感でした。
    そう言う意味では、同じ劇団の「リバイアサン」の雰囲気の方が好みでしたね。ただ、チームを包む圧倒的な陽性は個人の葛藤を乗り越えた後なんだ、チームメート同士も一通りいがみ合いやイザコザがあった後なんだ、つまりこれは、12回ぐらいの連ドラのダイジェストとラスト2話目を観ているんだなと思うと納得できました。
  • 満足度★★★★

    サロン・ド・風琴
    劇団名で観劇を決めるときは役者陣をチェックしてない事が多く、今回はフタを開ければ実力派俳優が揃っていた。甲高い声が響くと思えば文学座の粟野史浩、また金成均、森下亮(クロムモリブ)、岡本篤(劇チョコ)、他にも見た顔、そして見ぬ顔が並んでいるが、総じて、身体能力を評価されて参集したと思しく誇らかに上気する熱度が伝わってくる。リンクに見立てた装置が役者のエネルギーに蹴散らされぬよう耐えているかのような錯覚をおぼえた。
    舞台は地方のアイスホッケーの公認プロチーム。実話である原作を元に書かれたようだが、女性の手による「男だけ」の芝居が、えらくよく書けている(詩森ろば作品は「Hedge」と今回の2本しか知らない)。元の話を尊重したリアリズムな芝居だが、スポ魂物のエンタメ性も追求され、焦点は彼らの高邁な精神性にあるが、出来過ぎの感あるストイックな格好よさにほだされてしまう、そういう類の演劇は思えば希有で新しいジャンルかも知れない(映画や劇画には多々あるに違いないが)。人情劇の成立する(観客の涙を誘う)セオリーがある如く、スポ魂劇の「ぐっと来る」ツボというのもあり、じんと来るけど人情劇とは違うタイプの「じんと来る感動」の形があった。
    演技エリアとなるアイスホッケーリンクを挟んで両側に客席があり、ちょうど観戦エリアの具合。いつもは急勾配を感じさせるスズナリが、平坦にみえたのが新鮮だった。

    ネタバレBOX

    惜しいのは、「格好よすぎ」「出来過ぎ」な感じが残ると、芝居を夢物語として処理してしまう憾みがある。不足に感じたのは選手の「食っていく」現場としてのチームの側面、個々のシビアな生計に関わる情報があまり組み込まれておらず、だから何かを捨象する事で成立するフィクション以上ではない後味が残るのだ。
    選曲にも一工夫欲しかった。スポーツの符牒のようになっているヘビメタが、盛上がる場面や群舞で使われ、人間ドラマの味わいを「深める」方には働いていないように思った。(あれしかなかったのかナ〜・・)
  • 満足度★★★★

    penalty killng
    面白い。130分。

    ネタバレBOX

    地元密着なアイスホッケーチームが、決勝リーグへ歩を進め最終戦に勝つが、チームメイトの歓喜の中、他チームの勝利の知らせが入り、チームの中心である鈴江(杉木隆幸)の現役が終わる…。

    両面に客席をとったスズナリの狭い舞台で、18人の男が試合の内外で火花を散らす熱い舞台。アイスホッケーってスポーツを土台に、人間とか人生とかがくっきり浮かんでくる。アメリカン?な感じの曲を使用し、かっこいい照明で彩られたアクションも豊富な試合シーンとかなかなか良かった。何気にコミカル調なとこも多くて面白く観ていられた。
    ジマさん(森下亮)の言った、スタメンを脅かさない控えに価値はないとか、なるほどと。結構いい文句多かったなーって。

    真利(金丸慎太郎)のイケイケな感じとか、逆にビビりな虎雄(後藤剛範)のトウフなメンタリティとか、ホッケー馬鹿のタクヤ(佐野功)とか、いろんな人間の精神の書き分けが上手いなと。多人数芝居でもみんな活きてたのが良かった。
    あと、筒井俊作のコメディ演技はなんだかんだ上手いと思う。
  • 満足度★★★★★

    そうだ、日光に行こう!
    日光に行って、アイスホッケーが観たくなるお芝居。最初、風琴工房の最新作がアイスホッケーって知った時は、アイスホッケー⁉️ ん〜、どうなんだろと思っていたけど、凄く面白かった。全くアイスホッケーを知らない自分が、アイスホッケー見たいと思わせた時点で、この作品は傑作だと思う。 あ〜、アイスホッケー見たい!

  • 満足度★★★★

    なるほどなるほど
    スズナリをここまで変化させてのお芝居は初めてかも。私はなかなか下北沢に行くことはないのだけれど、これからはちょっともっと行こうかなあと思えた作品でした。男たちが熱い、暑苦しい。外では雪だったけれども劇場内は...

  • 満足度★★★★

    スズナリだけど霜降アイスアリーナで観劇
    全ての登場人物の背景を見せており、前半は諸々の説明を丁寧にやっていたせいか中弛みみたいな印象も持ったけど、今まで「静」のイメージを持っていた風琴工房の舞台とは作風イメージを一変させた、熱くて興奮を覚える舞台でした。

    芝居の設定と展開に、少年ジャンプ系の漫画が好きな人や体育系部活の経験者は特にはまりそうな舞台とも思ったけど、冷静に見ていたつもりだったのに試合の迫力から徐々に滾ってきて、観終わった後は拍手し過ぎで手が痛いっていう経験も久しぶりだし、試合中、一緒に「デーフェンス!」とか叫びたくなったw

    劇団対抗俳優合戦みたいなイキの良い役者達が揃い踏みし、軽快で華麗な月光アイスバックスと奥州ファルコンズの選手達の妙技、素晴らしかったし、大変面白かったです。
    監督がいかにも監督らしくって良い!そして自分がスーツ萌え派だと自覚しましたw

    ネタバレBOX

    スズナリでホッケー、じゃれ合いプロレス、鎖骨にバーン!チワワ!井上マーの選手コール!可動式人力リンクなどなど芝居作りの気合の入れ方が違う事にビックリ。
    あまり日本に定着しないアマチュア兼プロのスポーツビジネスみたいな話かなーと思ってた。
    経営母体、廃部の危機、地元以外のホッケー認知度、選手の活躍期間、家族、困窮と衝突、熱戦の展開の先に見えた希望に心が熱くなった。

    詩森さん、今後はこのようなアクティブな作風も手がけていくのかな。
  • 満足度★★★★★

    演劇的高揚感◎
    とっても熱い舞台だった。個性的なキャストの競演も見応えがあったし、臨場感&迫力あるパフォーマンスの連続で、最後まで舞台に釘付けでした。

    スズナリでこういう”エンタメ”な舞台が観れたのは新鮮で良かった。


    上演時間:約2時間15分

  • 満足度★★★★

    チームワーク
    めっちゃくちゃ楽しかった!わくわくドキドキ楽しめるスポーツ題材の娯楽演劇。いわばテニミュのアイスホッケー版@小劇場。チケット三千円代とは思えない品質。 美術を目にするなり気分最高潮。スズナリで観られるのは贅沢過ぎ。アスリートの美学、スポーツ業界の現実は演劇にも当てはまる。18日昼の追加公演はまだ余裕あり。急いで予約を!お友達とどうぞ♪

  • 満足度★★★★

    大満足!!
    アスリートっていいな、たとえ世界で活躍できなくてもさ、そこそこの能力があって、ちょっと日の当たるそんな人生。。
    たとえマイナー競技であったとしても。たった10年くらいのことだったとしても、輝やいていた日々は、過去の栄光というより、大きな財産として後々まで大切に持ち続けていてほしい。舞台役者に置き換えると、うぐぐぐ・・・いろいろと身につまされますが。でも、いろんな人生を目いっぱい表現できる役者さんというのも、凡人にしてみればとっても素敵なお仕事です。それにしても、まぁ最初から最後まで見どころ満載!!お腹いっぱいになりました。

    ネタバレBOX

    舞台装置も照明もいい感じでした。大音響に耳が痛くなりましたが、選曲は良かった。しかもセリフのところでは、ちゃんと音を絞ってくれたので聞き取れましたし。何より発せられる言葉を大事に投げかけてくれるというのが、観る側にとっては有難い限り!
  • 満足度★★★★

    マチネ観劇
    面白い。DVDにして欲しいな。

  • 満足度★★★★★

    ぜひ続編を!
    いや~面白かった! アイスホッケーを舞台で??と思いましたが、プロチームの厳しい現実を滲ませつつ、スポーツ観戦の興奮も得られる、爽快で感動的な舞台でした。

  • 満足度★★★★

    「男だらけの風琴工房」継続希望!
    「スズナリをアイスアリーナに」の謳い文句通りの美術にまず驚かされました。
    舞台を見下ろせば円形のリンクがあり、対面式の客席も含め本当に競技場の様でした。
    前の人の頭で舞台が見切れてしまうのと、身動きが取れない座席の狭さだけはちょっといただけなかったです。

    スポーツを題材にしているので動ける役者さんを集められたのだと思いますが、みなさんの身体能力が本当に素晴らしかったです。
    チームや競技の現状への問題提起や、選手一人ひとりのドラマを浮かび上がらせた内容と試合の興奮を再現した演出に感動しました。

    開演前に用語やルールの説明があったので、初心者でもわかりやすかったです。

    ネタバレBOX

    ・美しい飛び蹴りに度肝を抜かれる
    ・風琴工房常連の役者さんがいつもとは違う印象で新鮮だった
    個人的には佐野さんの天才=変人な感じと酒巻さんの熱いキャラに目が釘付け
    ・生着替えは前方の席だったら目のやり場に困りそう
    ・ダンスや乱闘などの大勢で動くシーンに惹きつけられた 観ていて血が騒ぐ感じ
    ・舞台の盆を手動で回すのも見所かと スピードがシーンで変えられていて凄いな~という感じ
    ・映像も凝っていて試合の臨場感を盛り上げていた
  • 満足度★★★★★

    超面白い!!
    これ、アイスホッケー物って事で、舞台でどう表現するのかと思ってました。
    なるほどなぁ、ありです。
    が、それ以上に役者さん達が素晴らしい。
    男として愛らしい場面もあります。
    それ以上にアイスホッケー選手、
    アスリートとして、妥協を許さない、
    絶えず向上心をもって挑む姿が熱かったです。
    素晴らしい舞台でした。

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