満足度★★★★
猫達の忠義
吉原万灯が火消し衆からを主に描いた話だとすると、猫忠臣蔵は吉原側から描いた感じの物語。
ある意味表裏一体的な話なので、同じシーンが出てくるのは致し方なしか(まあ工夫が欲しかった気持ちはあるが)
また、雛鶴が主役キャラであるが、吉原万灯での比重が大きすぎるのか、こちらでは物足りなさが残った。時間が足りないのはわかるが、雛鶴がああなった後のシーン、描いて欲しかったかも。しかし、猫達の忠義のシーンはウルッときたなあ。よかった。
満足度★★★★★
2回目の猫忠臣蔵
前回の観劇は初日だったと言う事もあり、緊張していたのだと言う事もあるのか?演者さん達の動きが少し硬かったですが、終盤と言う事もあって、かなり伸び伸びとダイナミックになっており、更に磨きがかかっていました。
アドリブも増え、動きも予想を遥かに超える作品になっていて、見ごたえ感が抜群でしたね。一度、観劇していると言う事もあって内容が分かっているので安心して観ていられました。色々と考えさせられる劇でした。ダンサーさんの舞いはお勧めポイントですよ!!
満足度★★★★★
初めてのよろきん
思ったより小さな劇場で舞台が近く、目の前で繰り広げられる様は圧巻。
前半はコミカルなタッチで会場を笑いで沸かせたと思いきや
後半ではシリアスで感動的な場面になり、とてもバランスの取れた内容に
まとめられていました。
同時間に吉原万灯と汚泥河童のキャストが入れ替わりで行われていたが
それを全く感じさせないと言うのは大変だったと思います。
よろきん名物?ダンサーさんの華麗なる舞いも魅力ポイント。
来年も期待です!
満足度★★★★★
作品世界を理解する為には、3作品とも見ねば駄目かと!?
1月10日18:00の回を観て来ました。
萬屋錦之助一座「ざ☆よろきん」さんの公演は初めてだったのですが、面白かったです。
前半はギャグっぽい描写が多く、アドリブ大爆発と言った感じも見られたのですが、後半に行くに従い、ドンドンシリアスになって行き、最後は場内すすり泣きの音が聞こえるという感じでした。
歌舞伎を普段から目にする人間として、この作品の遊女達を見た印象を書かせていただくと…。
歌舞伎で描かれる遊女は、過剰に美化されている部分もありますが、本作では人間的な部分を描いており、その部分では好感が持てました。
この
「猫忠臣蔵」
と言う作品自体は、物凄く面白いものでした。
ストーリー的にも、俳優さん達の演技も、ダンサーさん達の踊りも良かったです。
ただ、3館同時上演と言う画期的な試みの影響もあってか、
「あれ、もう少しこのキャラが登場しても良いのにな?」
とか。
「もう少し、この場面についての説明がないと、ちょっと分かりづらいなぁ。」
と言う部分は正直有りました。
「本当に作品世界を正しく理解する為には、3作品ともご覧になる必要が有るなぁ…。」
と言うのが、観劇後の正直な気持ちです。
あと、本編には関係ない事なんですが…。
出演者の方が多いので、顔写真付きの公演パンフを作っていて欲しかったですね。
それは残念な所でした。
ただ、日本演劇界でも画期的な試みに立ち会えたのは、幸せな事だったと思います。
満足度★★★★★
人情味溢れるお話でした!!
苦界で生きる花魁達の辛く切ない物語…猫と共に互いに励まし合いながら過ごしていたのに…終盤は涙が止まりませんでした…猫達の復讐劇が涙を誘う素晴らしい作品でした!!
満足度★★★★
日本のお正月
ご挨拶も「あけましておめでとうございます」な、
正月らしさを味わえました。
華やかな花魁達とイケメンの猫たちに、
笑ったり、泣かされたりと、
あー、これぞ日本のお正月!って言う気分で、
年始の観劇はじめにはバッチリでした♪
欲を言えば、パンフレットの販売があれば、
役者さん方の顔と名前が一致しやすかったのになあ…と。
同時上演の他の二本も観て見たくなりました!
満足度★★★
何でだろう
3つの舞台を掛け持って役者が出演しているというメリットは何だったのでしょうか。
『出番が間に合わないのでは』というような緊張感も、「ドキドキ感」も客席には伝わってこなかった。何のためにそのような演出をするのか、それを誇張して宣伝をされたのか理解に苦しむ。
舞台はホロッとする場面もあり、素敵な芝居であったとは感じたが、次はこの劇団を見ないと思う