ひとり文藝ミュージカル『静-しず』 公演情報 ひとり文藝ミュージカル『静-しず』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    これは「こころ」を1度でも読んだりとかしていないと楽しめないでしょう
    と感じた 休憩20分入れた全2幕(14:00~14:55 休み 15:15~16:00)

    客席に着物着た御婦人が多かったです(女子率は90%超えでした)
    客層平均年齢は50歳オーバーな感じでした

    キーボードの生演奏で綴られる一人ミュージカルというのは珍しくて楽しめました♪

    でも作者曰く学生さんに「読むのはおよしなさい」と言わしめる作品の表現はわかりにくいかなぁって思えた千秋楽

    場内アナウンスで上演中のケータイ使用や私語・帽子は取るようにと言ってましたね~。 結構高年齢な観客群なんだが、マナーって年齢で上昇するわけではない見本ですね(-_-;)

    ネタバレBOX

    前座にて落語家の林家うん平さんが、落語「みそ豆」のとんちオチを披露していただけました。(さすがに開演時間厳守です=なかなかしっかりしてますね)

    舞台セットは絵本的な感じの書き割りでしたが、照明の妙技と合わせて星空や海岸の表現もされ。舞台下手には三面鏡を用いたユニークな表現もされていました。

    源川瑠々子は着物ながら着替え数も多く、見事ヒロイン「静-しず-」の喪服から普段着・女学生姿などを披露されていました。

    ミュージカルでもありマイク使用ありでした

    第一景 プロローグ 一周忌 喪服での登場です
    第二景 夏の夜の夢 舞台セット背景の星のキラメキが美しかったです
    第三景 やがて時が 女学生姿=時代の話です
    第四景 もうひとつの、こころ 白無垢姿のお披露目だけの短い幕でした
    (→ここまでが一幕です)
    第五景 お墓参り 新婚時代 夏で蝉の声がうるさく響きました
                       (季節に合わせた青い着物姿です)
    第六景 留守番 先生の象徴である帽子が存在感増してきました
    第七景 旅支度 現在 竹製の古風な鳥篭を象徴として白い着物姿で登場
    第八景 エピローグ 思い出の鎌倉 舞台セットの背景が波音と合わせて光                       にて美しく表現していました

    一幕は何となく難解で退屈に感じましたが眠気は起こらず、後半の二幕は何となく話が理解できてきて面白く観劇できました。

    原作の台詞も散りばめてあるので、観劇直前に再読するとか。ほんと作品を諳んじられる様な方が見ればまた印象は違うものに感じたんだろうなと推測できる幅の広い舞台なんだろうなぁと思いました。

    逆に言えば「こころ」にまったく興味無い人には退屈な単なる音楽作品になったんだろうと思われました。

    評価が難しい話と思えました
    (星はホント個人的な評価です=前半のみだと星は2つに思えたし・・・)

    終演後は音楽担当・舞台セット美術・後援会長さんなどを壇上に上げての御挨拶になりましたです

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