満足度★★★★
舞台の美術から踏み出して
こまばアゴラ劇場で田上パル『プロジェクト7』は初日を。
舞台美術は台湾小皿料理のお店を思い出させるものでしたが、
気が付けば、結婚にむかう男女それぞれの想いの揺らぎに
がっつり捉われてしまいました。
満足度★★★★
まるで
3階建ての2階にいる感じでした。青年団や無隣館でよく見かける出演者の方々が美しく(男女ともに)存在していらっしゃいました。中華の円卓の回転をユニークに活用されていて楽しかったです。どことなく西遊記を見ているような気分になりました。2015年の観劇始め。不思議な作品でスタートとなりました。
満足度★★★★
花嫁修行の話…なのか??/約95分
チラシの煽り文にもある通り、花嫁修行の話。
ただ、花嫁修行というものが思いっきり寓話化されている上、寓話化の方向性が著しく常軌を逸しているため、多くのお客さんは奇想天外な物語を見せつけられてお口アングリ状態。
こういうものが決して嫌いじゃない私は、少数のお客さんと共に客席でクスクス笑ってました。
ただ、コメディだと捉えるならば、もっとバカバカしさが振り切れていても良かったか?
個人的には、まだまだ、との印象を受けた。
満足度★★★★★
最初なんだかと思ったけど・・
観ているうちにどんどん頭がついて行った感あり(自分が正月明けだからかも(苦笑
主題としては逆に中学生とか高校生の方が共感するかもとか思ったりした。
物語の主幹がシンプルなだけに(粗筋通り
その枝葉が見どころなんじゃないかと思うくらい、それぞれに小ネタが微妙に効いていて面白いなと思った。
こういう物語の作り方もあるんだよな。
途中から作者が広げた道具が
「こう組み立てるとどこにでもある物語になるな」
と懸念したところが
「そう来るか」
と鮮やかに返されるところがテンポがよかった(ただ逆に途中で物語が急にストップするところがちょいちょいあるように見えたのが多少気になったけど
全体としてのバランスとしては悪い気もしたけど
(そう感じる人結構いると思う。物語の本筋で多少弱くて、逆にちょっとわき道で突っ込み(笑い)どころがあるところとか)
このネタをこう来るかという意外さと不思議なセットが
ラストの方でヒロインの展開と相まって違和感なくひとつの世界観に収束しているように見えるあたりに(個人的な感覚としては
凄くセンスの良さを感じたりした。
そうだよな、こういうのってあまりスマートにまとめすぎないほうが良いのかもな。
満足度★★★★
-
上演時間100分、時刻は定刻通り。一生懸命ついていこうとして、正月ボケが覚めた。意味的なところもあるけれど、そうでないところへの感性をもって楽しんだ。